小林光子

〔人物〕 昭和9年5月1日、岩手県和賀郡湯田町出身の小林光一の長女として茨城県で生れた。祖父は湯田町で木地工場を開設した小林辻右衛門で、光一はその長男である。小学校4年まで東京の北千住で育った。戦争激化による疎開のため昭… 続きを読む

志田八郎

〔人物〕昭和11年1月11日、山形県西村山郡西川町大井沢中村の志田菊麻呂、わかよの六男に生まれた。学校を卒業後、建築業の仕事に就いて、昭和30年5月12日佐藤やえのと結婚した。昭和50年より父の菊麻呂の勧めで足踏み轆轤に… 続きを読む

小椋宇三男

〔人物〕  昭和11年12月24日、小椋多平・まつの長男として、滋賀県永源寺町で生まれる。女6人、男2人の8人兄弟であった。家業である木材チップ工場を経営していたが、日本の木地師発祥の地である永源寺で木工業を復活させるた… 続きを読む

鈴木さと子

〔人物〕 昭和2年2月2日、秋田県横堀に生まれる、戸籍表記はサト子。湯沢のこけし作者鈴木幸太郎妻女である。中川徳ニ郎の姉にあたる。夫幸太郎の木地の手伝いをしながら技術を習得、描彩は夫からの見取りであるが、昭和53年頃より… 続きを読む

佐藤誠治

〔人物〕大正14年7月28日、弘前市国吉出身の建具屋佐藤留次郎の5人兄弟の長男として蔵館で生まれた。子供の頃にトロッコに乗っていて大怪我を負ったが、治療を十分に受ける事が出来ず、やや足に不自由が残った。 昭和15年、大鰐… 続きを読む

武田正志

〔人物〕昭和5年7月9日、山形県米沢市大町のこけし工人武田卯三郎の三男に生まれる。武田信吉は次兄、コウは妹である。米沢商業学校卒業後、昭和23年より米沢市住ノ江町の父の工場で、卯三郎について木地の修業を始めた。昭和28年… 続きを読む

土湯災害史

土湯は往古幾度かの災害に見舞われている。土湯木地業あるいは土湯のこけしの歴史は、こうした災害によって大きな影響を受けてきた。 特に幕末戊辰の役による土湯村の焼失、昭和2年、昭和29年の大火は土湯に伝わった古い文化を失わせ… 続きを読む

井上ゆき子

〔人物〕 昭和7年11月8日、福島県耶麻郡西会津町野澤字原町乙の民芸品製造業井上義治・マツノの長女に生まれた。福島県立喜多方高等女学校に入学したが体調を悪くして中退、昭和24年18歳より父義治について創作こけしの野沢こけ… 続きを読む

井上正孝

〔人物〕  昭和24年5月23日福島県西白川郡矢吹町に農業、井上正・セツの三男として生まれる。昭和47年3月に神奈川大学第二経済学部を卒業、日本電信公社(現NTT東日本)入社。平成18年6月から公募でスタートした土湯伝統… 続きを読む

草柳散歩

〔人物〕昭和18年5月10日神奈川県横浜市に生れた 。昭和38年夏、東京工業大学在学中から4年間、木地山に通い詰め、久太郎には大変可愛がられた。 滞在中こけしの描彩なども行うようになった。散歩は平成11、12年ころに木地… 続きを読む