安藤勇亀

〔人物〕昭和42年3月16日、木地業安藤勇の長男として、宮城県白石市越河に生まれる。昭和58年より父の勇について木地の技術を習得した。昭和61年よりこけしの製作を始めた。 昭和63年秋に父の勇が55歳で他界したので、以後… 続きを読む

阿部新次郎

西山〔人物〕明治26年5月15日、土湯村下ノ町の木地業下の松屋阿部熊治郎、コヨの三男に生まれた。母コヨは土湯の陳野原駒吉長女。長兄は阿部治助、次兄の平治は夭折した。阿部常松、小幡末松は叔父に当たる。 明治37年12歳頃よ… 続きを読む

高梨寅五郎

明治11年11月28日、弥治郎の高梨栄三郎、やのの二男として生まれた。戸籍名を栄十郎、通称寅吾、寅五郎と呼ばれていた。高梨栄五郎は長兄。父栄三郎について木地を習得し、しばらく佐藤栄治の職人をしたので、栄治 の指導も受けた… 続きを読む

我妻勇

〔人物〕昭和9年8月10日、宮城県蔵王町七日原の農業我妻亀吉の六男に生まれる。昭和28年より、遠刈田新地の佐藤照雄に師事して木地業に就き、また昭和35年からは仙台の我妻吉助について技術を磨いた。昭和48年に白石で独立した… 続きを読む

佐藤早苗

〔人物〕 昭和42年3月31日東京都小金井市の会社員鈴木博の長女に生まれる。旧姓達曽部。 平成21年6月、宮城県蔵王町の「伝統こけし工人後継者育成事業」に応募し、これに採用されて伝統こけしの製作を学んだ。この時採用された… 続きを読む

金山文太郎

明治32年、山形県真室川町釜淵の木地業金山文治郎の長男に生まれた。父の文治郎は山形県五百川村白倉出身の木地師であった。文治郎の木地の修業経歴は不明である。 文太郎は車の玉、机や椅子の脚などが専門で、こけしは一切作らなかっ… 続きを読む

奥山広三

〔人物〕    明治38年10月24日、山形県西村山郡河北町谷地字松橋の木地業奥山安治四男に生まれる。8人兄弟の末弟である。戸籍表記は廣三。父安治は山形の小林倉治について修業した人。 当時安… 続きを読む

佐藤達雄

〔人物〕  昭和18年7月21日、秋田県湯沢市川連の佐藤四郎・キヤの次男として生まれる。父四郎は川連の佐藤利吉商店四男で、川連の伝統工芸である漆器業と木地業を経営し、盆、椀、花器、仏具等を販売していた〈大阪こけし教室会報… 続きを読む

小沢一蛙

明治から昭和にかけての趣味人。特に蛙に関わるものの蒐集を行った。趣味人たちとの交流も多く、こけし蒐集家との接点も多い。 明治9年、東京日本橋に生まれた。本名は小澤幸太郎。内閣印刷局(造幣局第一証券課)に勤め、趣味の蛙の蒐… 続きを読む