カテゴリー別アーカイブ: 工人

中川徳二郎

〔人物〕昭和5年8月29日、秋田県雄勝郡雄勝町横堀に生まれた。鈴木幸太郎の妻女さと子の弟にあたる。昭和38年より義兄である鈴木幸太郎に師事して木地を習得した。昭和49年からは長男の郁夫も、幸太郎、徳ニ郎について木地の修業… 続きを読む

小林友次

〔人物〕明治43年4月1日、秋田県仙北郡生保内村生保内字宮後の桶屋小林亀治、フクの二男に生まれた。長兄は勇吉、ナカ、ハナ等の妹がいた。従来、友治と表記されていたが、戸籍表記は友次である。大正11年、生保内小学校卒業、直ち… 続きを読む

佐藤桝男

〔人物〕大正10年9月19日、郡山市安積町日出山(ひでのやま)に生まれた。昭和14年に米沢に行って、日下源三郎ついてに木地を学んだ(〈伊勢こけし・4〉、〈全工人の栞〉では、昭和12年入門とあるが後述の川口記述の年次に従っ… 続きを読む

大沼勝三郎

慶応元年6月10日、鳴子大沼勝蔵の長男に生まる。木地は父勝蔵について学んだ。明治22年ころより3年間一家を挙げて瀬見に渡り、瀬見橋の畔で木地屋を開業した。その後、鳴子へ帰り旅館ゆさやの隣で木地を開業したが、明治30年代に… 続きを読む

太田伊三郎

小松伊三郎ともいう、山形県上ノ山生まれ。蔵王高湯系岡崎栄治郎の弟子。大酒のみのうえ酒乱で、一ヵ所に定着できず、肘折、及位、蔵王高湯、釈迦堂などを職人として転々とした。 佐藤丑蔵によれば、肘折にいたころは美人で唄の上手な妻… 続きを読む

伊藤泰輔

岡崎栄治郎が山形市七日町柳町で木地業を営んでいたときの弟子。山形専売局に勁めていたが、怪我をして巡視となり、巡視の仕事が一昼夜交代のため、隔日に栄治郎の店へ来て木地を習った。栄治郎とは縁故があったらしい。村上周蔵は兄弟弟… 続きを読む

我妻勉

〔人物〕昭和25年9月25日に生まれた。 元来こけし愛好家であったが、こけしの製作を志し、山形県肘折温泉の佐藤重之助に弟子入りして、こけし製作を学んだ。年期明け後独立し、白石市の宮城物産に職人として勤めるようになった。 … 続きを読む

盛秀太郎

〔人物〕  明治28年11月28日、青森県南津軽郡山形村温湯の養蚕業兼木地業盛元吉・よしの長男に生まれる。栄太郎、みさ、まる、秀三郎、みつ、みやは弟妹である。祖父與助の弟與七は毛利家を継ぎ、毛利茂太郎を生んだ。 秀太郎は… 続きを読む

三上文蔵

〔人物〕 明治43年3月27日、青森県中津軽郡西目屋村砂子瀬の三上作太郎の長男に生まれる。脚が悪かったので小学校卒業後、大鰐へ出て島津彦三郎の弟子となり木地を修業した。弟子入りの年代については、兄弟子の松岡新太郎が大正1… 続きを読む

佐々木金次郎

〔人物〕 明治25年10月10日、佐々木金助長男として青森県板留字宮下に生まれる。明治34年、4年制小学校を卒業後、雑貨屋の手伝いをしていた。明治37年より山形村黒森の寺子屋で勉学を続けた。明治40年16歳で父… 続きを読む