〔人物〕昭和5年9月13日生まれ。秋田県湯沢のこけし工人。 昭和期後半の短期間の製作で、経歴等詳細は不明である。 〔作品〕木地山系の前垂模様に横見梅を描いているが、師匠等不明であり、どういう系譜か定かではな… 続きを読む
添川いね
〔人物〕大正11年9月5日生まれ。米沢のこけし作者添川一の妻女。 〔作品〕小林友次の様式を女性らしい描彩で表現したこけしを作った。 〔24.0cm(平成8年)(高井佐寿)〕 〔伝統〕山形系 &… 続きを読む
小松里佳
〔人物〕昭和44年4月11日、大阪市堺市の下田洋一、都の長女に生まれる。父は会社務めの後牧場経営、母は美容室を営んでいた。兄が一人いる。18歳でイギリスに渡りロンドンで半年余語学の勉強等を行った。帰国後、大阪のデザイン事… 続きを読む
加藤正美
〔人物〕大正14年6月16日、宮城県一迫の佐藤民雄の長女に生まれる。鳴子の国鉄会社員加藤信一と結婚した。夫の信一は定年退職後鳴子の大沼純の指導を受けてこけしを製作するようになったので、正美も昭和55年頃よりこけしの描彩を… 続きを読む
山田儀右衛門
〔人物〕秋田県仙北郡西木村檜木内の木地師。儀右衛門は屋号で代々家督がこの名で呼ばれる。初代儀右衛門は八太郎といい、天保年間の生まれ、加賀出身と言う。安政三年頃より檜木内に移り、木地業に従事し、南部系のキナキナを作った。初… 続きを読む
阿部利儀
〔人物〕 昭和2年8月21日、 福島県信夫郡土湯村字下ノ町の木地業阿部新次郎・よりの二男に生まれる。長兄は一郎。昭和17年16歳より父新次郎について木地を習得、こけしや玩具を製作した。製作期間は昭和17年から昭和19年5… 続きを読む
山中笑
明治から大正にかけて民俗、土俗の研究、習俗の調査や採録を行った人。筆名は「共古」。集古会会員。集古会にこけしを出品した記録がある。 嘉永3年11月3日(旧12月6日)江戸の四谷仲殿町西念寺(現在の東京都新宿区)の幕臣山中… 続きを読む
新山友蔵
新山友蔵家は弥治郎の旧家で、旧藩時代には代々領主の御山立と御山守を勤めた。新山の二代目の先祖が柳の木で作った山神様の御神像を背負い、山形県飽海郡北俣村新山(現在の平田村北俣)より山を越えて弥治郎に来たといわれる。友蔵家に… 続きを読む
石原日出男
〔人物〕大正14年3月13日、石原謙太郎、みつのの末子として東京市芝区で生まれた。父謙太郎は宮城県涌谷町にて商業を経営していた。母のみつのは鳴子の大沼岩太郎の長女せいと養子浅吉の間に生まれており、日出男にとって岩太郎は曽… 続きを読む
志田菊麻呂
〔人物〕 明治25年6月6日山形県西村山郡大井沢村字中村の農業志田頼雲の三男に生まれる。明治41年18歳より志田五郎八(戸籍名:善見)について木地を学んだ。大正期に入って、蔵王高湯岡崎長次郎のもとに行ってさらに木地を修業… 続きを読む