佐藤正

〔人物〕  昭和4年12月5日、福島県安達郡高北川村熱海温泉の農業佐藤孫右衛門の長男に生まれた。渡辺求の以前の家が正の家と向かいあっていたため、子供のころより求に可愛いがられていた。その縁から、国鉄岩代熱海(現磐梯熱海)… 続きを読む

鎌田文市

〔人物〕  明治33年8月28日、宮城県白石市新町の絹糸商鎌田卯作の三男に生まれた。大正3年5月15歳で弥治郎で佐藤勘内の弟子となって木地を習得した。また大正6年頃には、勘内が宮城県の補助金により行われた木地講習会の講師… 続きを読む

岩松直助

〔人物〕  岩松直助は作並系のこけしの創成に関わった工人。前名麻生政治。 文化11年(1828)、現在の湯沢市三梨町宮田の麻生久右衛門家に生まれた。麻生家は徳治元年(1306)頃、常陸国(茨城県)麻生の里から秋田宝福山の… 続きを読む

山口収一

〔人物〕大正11年6月21日生まれ。長く教員を務め中学校の校長となったが、昭和51年55歳で停年退職した後、楯岡の東沢公園内の工房でこけし製作をしていた土谷幸作に師事して、こけし製作を習得した。平成元年には山形県こけし工… 続きを読む

熱塩

熱塩温泉は、阿賀野川支流押切川に沿って、福島県喜多方市熱塩加納町(旧国陸奥国、明治以降は岩代国)にある温泉。塩分の濃い高温泉で、熱塩の名前の由来でもある。また、よく温まることから、子宝の湯の異名も持つ。 かつては日中線熱… 続きを読む

長岡幸吉

〔人物〕 明治38年10月4日山形市小姓町の長岡彦次郎作3男として生まれる。彦次郎の妹きよが小林吉三郎の妻となった縁から、大正7年吉三郎の弟子となった。昭和2年に年期明けし、蔵王高湯の緑屋商店で半年職人をし、その後小姓町… 続きを読む

中川郁夫

〔人物〕昭和30年4月2日、秋田県雄勝郡雄勝町横堀旭町の木地業中川徳二郎の長男に生まれた。昭和49年3月秋田経済大学付属高校(現 明櫻高校)卒業後、鈴木幸太郎の経営する鈴木民芸製作所に入所した。鈴木幸太郎は父徳二郎の姉さ… 続きを読む

吉田勝範

〔人物〕昭和29年8月26日岩手県江刺(現奥州市)の農業及川善三の二男に生まれる。 中学校を卒業後、昭和45年4月より桜井昭二に師事して木地の修業を始めた。こけしの製作は昭和46年より行っている。桜井の職人を13年ほど務… 続きを読む

佐藤伝喜

〔人物〕 明治42年2月3日宮城県刈田郡福岡村大字八宮字弥治郎の木地業佐藤伝内・てうの三男として生まれる。戸籍表記は「傳喜」。大正12年福岡村尋常小学校を卒業後、木地の修業を始めたが、父伝内は家を離れて放浪をすること多く… 続きを読む

岩本善吉

〔人物〕明治10年、栃木県宇都宮市花屋敷に生まる。呉服業山口屋岩本芳蔵二男、幼時親戚の芸妓屋の養子となり18歳まで各種遊芸に熱中した。兄金太郎が病死したので18歳で実家に呼び戻された。25歳で家を出るまでは放蕩で名を売り… 続きを読む