〔人物〕明治33年2月2日、福島県信夫郡土湯村下ノ町28の木地業佐久間粂松、コトの長男に生まれた。幼児のころ福島県相馬郡小高町に家族と共に移り、明治40年8歳のとき一家は川俣日和田五に転居した。大正2年小学校卒業後父につ… 続きを読む
小野寺重一
〔人物〕明治41年11月25日、秋田県雄勝郡大館の小野寺忠次郎の長男に生まれた。元来塗り物の下木地を挽いていたが、小椋啓太郎に依頼されて、戦前より啓太郎のこけしの描彩を行っていた。戦後は啓太郎のこけしの描彩は小野寺岩蔵が… 続きを読む
小幡敏夫
〔人物〕昭和7年4月1日、福島県福島市置賜町の木地業小幡福松、チヨの長男に生まれた。小幡初子は姉である。昭和25年18歳より父の福松について木地の修業を始め、注文に応じた木地製品を作るようになったが、当初は新型木地が多く… 続きを読む
奥山喜代治
〔人物〕 明治38年3月3日、山形県北村山郡大久保村(現村山市)大原の農業篠沢金蔵、いしの三男として生まれた。〈こけし辞典〉では父の名を篠原金蔵としているが篠沢が正しい。大正10年6月17歳のとき肘折へ行き、同郷大原出身… 続きを読む
大原正吉
〔人物〕 明治43年2月25日宮城県刈田郡遠刈田新地佐藤寅治・もとの七男に生まれる。周治郎は伯父、直治、直助は叔父、佐藤護は兄にあたる。尋常小学校卒業後、大正12年13歳の頃より父寅治について木地を学んだ。当時、父寅治や… 続きを読む
柏倉勝郎
〔人物〕 明治28年2月12日、柏倉慶重の長男として山形県南村山郡本沢村長谷堂(現山形市)に生まる。生後事情あって実母と生別、長谷堂で里子に出され、3歳のとき山形市七日町の祖父柏倉政明に引きとられて、明治30年5月23日… 続きを読む
新山真由美
〔人物〕 昭和40年8月19日団体職員伊藤文雄の長女に生まれる。弥治郎のこけし工人新山吉紀と結婚した。昭和62年4月に長男匠太が誕生した。その頃からこけしの描彩を行うようになったが、さらに昭和63年6月より木地挽きを学び… 続きを読む
大沼栄五郎
弘化4年7月6日、宮城県鳴子の大沼駒蔵の長男に生まる。戸籍名善三郎。塗師栄三郎は弟。木地は横谷善作について学んだという。沢口吾左衛門文書木地挽ノ部に記載されている。長男は熊太郎(明治5年7月14日生。木地師のほか、飲食… 続きを読む
松田弘次
〔人物〕昭和13年3月25日、岩手県盛岡市清水町の木地師松田精一、トキの次男に生まる。昭和32年3月岩手県立杜陵高校卒業、昭和28年4月中学校時代より父精一、安保一郎について木地を習得した。昭和35年7月より昭和36年7… 続きを読む
国分惣作
明治14年10月21日、宮城県刈田郡福岡村字本154の国分寅吉、とめの長男として生まれた。明治22、3年頃、新山栄五郎が弥治郎で独立して初めて雇用した弟子の一人となった。こけしを製作したかどうかは不明であるが、惣作が弟子… 続きを読む