渡辺賢一

〔人物〕  昭和22年4月19日、渡辺徳三、カヨの4人兄弟(一男三女)の長男として二本松市小浜町に生まれる。出生時、徳三は福島県庁土木部勤務でエンジニアとして地元の橋の建設等に携わっていた。その後県庁を退職して、兄弟で奥… 続きを読む

佐竹林之助

〔人物〕 明治17年頃、宮城県白石に生まれる。両親名および父の職業は不詳。明治31年ころより遠刈田新地の佐藤善八について木地を修業した。弟弟子に村上倉吉がいる。 師匠の善八は佐藤十松家に生まれた木地師で、重松、重吉、治平… 続きを読む

加納陽平

〔人物〕昭和59年1月29日、木地業加納博、富美子の次男として仙台市若林区に生まれる。平成14年3月に仙台工業高校機械課卒業後、福祉施設や配送業の仕事に就いた。 平成22年4月より父、博に就き木地修業を始めた。平成23年… 続きを読む

千田美千雄

〔人物〕明治40年5月28日、千田酉蔵(明治7年2月2日生・昭和36年9月25日90歳没)、サヱ(明治18年6月18日生・昭和41年3月20日85歳没)の7人兄弟(男6人、女1人)の三男として山形県上山市鶴脛410(現在… 続きを読む

河村音次郎

〔人物〕 明治38年1月19日河村辰治、リマの二男として秋田県由利郡本荘町裏尾崎町39に生まれる(〈こけし辞典〉に明治37年生まれとあるのは間違い)。旧制本荘中学校卒業後、北海道、樺太などで働き、昭和5、6年頃本荘に戻っ… 続きを読む

小幡初子

〔人物〕昭和3年3月6日福島県福島市置賜町58-5の小幡福松、チヨの長女として生まれた。戸籍表記はハツ子。父福松のこけしの描彩者である。昭和16年春頃より描彩を始め、昭和17年10月東京麻布のこけし店たつみで頒布した 小… 続きを読む

高梨小藤治

明治38年4月24日、宮城県刈田郡八宮村7番地の木地業高梨栄五郎、かめの二男に生まれた。母かめは同村熱海與平治の二女である。栄五郎には先妻とりとの間に長男永がいたが、13歳の時に村にやって来た祭文語りに憧れて出奔し、木地… 続きを読む

高梨寅五郎

明治11年11月28日、弥治郎の高梨栄三郎、やのの二男として生まれた。戸籍名を栄十郎、通称寅吾、寅五郎と呼ばれていた。高梨栄五郎は長兄。父栄三郎について木地を習得し、しばらく佐藤栄治の職人をしたので、栄治 の指導も受けた… 続きを読む

渡辺重吉

〔人物〕 大正10年5月19日、福島県土湯温泉の農業渡辺喜三郎の三男に生まれる。本業は石材業であったが、昭和51年より土湯の渡辺恒彦に師事し、本業の傍らこけしの製作を始めた。 平成8年7月19日没、行年76歳。&nbsp… 続きを読む

国分惣作

明治14年10月21日、宮城県刈田郡福岡村字本154の国分寅吉、とめの長男として生まれた。明治22、3年頃、新山栄五郎が弥治郎で独立して初めて雇用した弟子の一人となった。こけしを製作したかどうかは不明であるが、惣作が弟子… 続きを読む