男沢春江

〔人物〕明治34年3月15日仙台市に生まれた。町奉行男澤権太夫の子孫という。大正6年に仙台市電気部に就職し、昭和4年に宮城県商品陳列所に転じた。昭和7年仙台八幡町のこけし工人高橋胞吉の作るこけしに憧れ、自ら描彩して仙台市… 続きを読む

明石染人

明治末あるいは大正初期からこけしを本格的に集め、産地訪問やこけしの頒布会までを行った最初の人。 明治20年5月6日、京都の明石博高の三男に生まれた。本名は国助。 明治42年7月、京都高等工芸学校染色科卒業、翌43年11月… 続きを読む

梅津正永

〔人物〕大正12年9月9日、福島市桜本の農業梅津正吉の四男に生まれる。 家業は精米業であるが、中年になってからこけし製作を志し、西山憲一の指導を受けた。こけしは昭和45年ころから作るようになった。 平成21年11月25日… 続きを読む

高橋林平

〔人物〕 明治33年4月10日、宮城県刈田郡遠刈田の郵使配達夫高橋卯平の長男として生まれる。大正4、5年ころから佐藤広喜について木地の修業を始めたが、大正7年宮城県の補助金を得て遠刈田の北岡商店で木地講習が行なわれ、広喜… 続きを読む

菅原敏

[人物] 昭和12年10月3日宮城県名取郡秋保村湯元30にて菅原庄七、とめよの長男として生まれる。昭和29年3月秋保中学校卒業後、石工等をした後昭和30年頃より庄七の仕事を手伝い始めた。昭和31年には初作を発表、作る本数… 続きを読む

阿部勝英

〔人物〕 大正13年2月27日、福島県松川町水原字脇ノ久保43に生まる。農業茂木勝平・ハンの三男。昭和13年3月水原尋常高等小学校卒業。埼玉県川口市領家町の川口化学工業㈱に入社、20年2月満州牡丹江145部隊技術兵として… 続きを読む

鈴木国蔵

〔人物〕 明治30年8月29日秋田県雄勝郡湯沢町御囲地の写真師鈴木勝治の長男に生まれる。木地は17歳より約1年間能代工業講習所で学んだ。講師は野田久之助であった。湯沢の松江謙太郎は弟弟子である。その後、各地を転々として木… 続きを読む

佐々木春男

〔人物〕昭和6年3月25日、秋田県湯沢市皆瀬鳥谷の佐々木伊太郎二男に生まれた。川連の井上周治について木地を学び、さらに昭和45年頃より小安の伊藤常治のこけしを参考にしながら、こけしの製作を行うようになった。昭和47年頃よ… 続きを読む

高梨小藤治

明治38年4月24日、宮城県刈田郡八宮村7番地の木地業高梨栄五郎、かめの二男に生まれた。母かめは同村熱海與平治の二女である。栄五郎には先妻とりとの間に長男永がいたが、13歳の時に村にやって来た祭文語りに憧れて出奔し、木地… 続きを読む

佐藤次雄

〔人物〕 明治41年1月25日宮城県刈田郡福岡村八宮字弥治郎の佐藤勘内、ふよの二男に生まれる。母ふよは白石の高子仁四郎の三女である。佐藤伝内は伯父にあたる。佐藤雅雄は長兄、佐藤稔は弟である。 尋常小学校卒業後、父勘内につ… 続きを読む