松田三夫

〔人物〕  昭和3年9月16日、宮城県玉造郡鳴子町上鳴子の木地業松田初見の長男に生まれる。鳴子高等小学校を卒業後、上京して蒲田の鉄工所に勤めるなどいくつかの職について働いたが、戦争が始まって昭和18年ころ鳴子に… 続きを読む

岡崎靖男

〔人物〕昭和29年1月3日宮城県玉造郡鳴子町新屋敷のこけし工人岡崎仁治、島の長男に生まれる。祖父は岡崎斉吉である。父仁治は新屋敷に岡崎商店を開いて、こけしの製作を行っていた。母の島もこけしの描彩を行なっていたが、昭和50… 続きを読む

熊耳耕年

明治2年3月24日、仙台芭蕉ノ辻にあった老舗の仕立業大澤屋の次男として生まれた。姓の読みは「くまがみ」、本名は源助。実家の大澤屋は時流に合わず没落しはじめ、源助は10歳ころから奉公に出ることになった。明治15年14歳の時… 続きを読む

新山吉太郎

〔人物〕昭和9年9月30日、宮城県刈田郡福岡村八宮弥治郎の農業新山吉雄の長男に生まれる。父吉雄は新山久治郎の七男末子で、久治、福太郎、左内、定雄の弟にあたる。 吉太郎は家業の農業を行っていたが、昭和47年12月より従兄弟… 続きを読む

仙台小芥子会

大正12年仙台市の愛好家菅原武平、三原良吉、小野臺蔵、天江富弥、鈴木喜三郎(軍治)、今野定一によって郷玩の収集、研究を目的として発足した。研究会、展覧会等を開催した。大正13年発足の関西の婢子会と並んで斯界で最古のこけし… 続きを読む

阿部仙太郎

〔人物〕安政2年12月6日、土湯の扇屋阿部與五平、カツの長男に生まれる。扇屋は代々與五平であり、母カツは與五平の二女、夫は今泉家から養子に入って與五平を継いだ。 仙太郎は明治17年ごろより同25年ごろまで阿部国松について… 続きを読む

渡辺隆

〔人物〕 昭和28年6月1日福島県福島市土湯温泉町杉ノ下のこけし工人渡辺等の長男に生まれる。昭和55年2月より父等について木地技術を習得、こけしの製作を開始した。父の等は昭和57年に60歳で亡くなった。妻女生き子もこけし… 続きを読む

水戸寛

〔人物〕昭和8年1月17日、京都の京染商水戸佐武郎の長男に生まれる。昭和19年、天童市田鶴町に移り、同23年高等小学校を卒業後、土産物店を始めたが、同時に山寺の叔父石山三四郎について木地を修業した。昭和28年、年期明け後… 続きを読む

金子庫三

  岩手県花巻市の郷玩文具店主。地方の博覧会などにイミテーションのこけしなどを発表したので一時こけし作者と誤伝された。そのこけしは花巻の無名の木地師に作らせ、金子庫三名義で出品したものであるが、その木地師が明確… 続きを読む

佐藤賀宏

〔人物〕 昭和11年10月14日、鳴子の小友千賀雄の長男に生まれる。母が早く亡くなったので、母の姉佐藤キヨツの家に引き取られて、佐藤姓として育てられた。キヨツの夫與作は秋保の出身で、秋保村立職工学校で遊佐孝太郎について木… 続きを読む