角髪

鳴子の伝大沼又五郎や、高橋勘治のこけしの両鬢の形状を、蒐集家は俗に角髪(みずら)と呼んでいる。 鬢は上方で紐などによって結ばれた様に描かれる。 伝大沼又五郎の頭部(所謂角髪) 高橋勘治(日本こけし館蔵)の頭部(所謂角髪)… 続きを読む

岩松直助文書

岩松直助は、秋田県雄勝郡三梨村出身で、天保の飢饉のころ宮城県宮城郡作並に移り、作並で木地に携わっていた南條徳右衛門より木地技術を修得した木地職人。天保年代より明治初年まで作並で木地を挽きこけしも製作した。 岩松直助文書は… 続きを読む

遊佐雄四郎

〔人物〕  明治10年7月5日、宮城県玉造郡鳴子木地業遊佐佐吉(幼名 万左衛門)・とよの二男に生まれる。祖父万四郎は高橋直四郎が亡くなった後、妻久の後夫となり佐吉が生まれた。したがって佐吉は直四郎長男直蔵の義弟に当たる。… 続きを読む

高橋亀三郎

〔人物〕 安政6年8月16日、鳴子湯元の木地業高橋直蔵、ときの長男に生まれる。祖父の直四郎の代は漆器商だったといわれるが、直四郎は若くして亡くなり万四郎が継父に入った。直蔵は、万四郎あるいは大沼又五郎について木地を学んだ… 続きを読む

佐藤栄治(飯坂)

〔人物〕慶応元年4月10日、宮城県刈田郡八宮村九番地(現在の弥治郎)農業毛利丈助、はるの四男に生まれた(母の名をタケとする説もある)。長兄三治、さらに慶吉、重五郎の兄がいた。明治9年父の丈助が亡くなり、長兄三治が家督を継… 続きを読む

小島利夏

〔人物〕 昭和54年6月25日、青森県黒石市大字袋字白澤のこけし工人小島俊幸・和子の長女に生まれる。黒石商業高等学校卒業後、会社勤めをしていたが、平成24年12月父俊幸が急逝した事がきっかけとなって、こけし作りの継承を思… 続きを読む

新山匠太

〔人物〕 昭和62年4月19日宮城県白石市福岡八宮弥治郎北のこけし工人新山吉紀、真由美の長男に生まれる。平成19年3月花壇自動車整備大学校を卒業した後、自動車の整備士として勤務した。平成22年に結婚、夫人久美子との間に二… 続きを読む

岩附義正

〔人物〕 昭和23年6月25日、埼玉県草加市岩附五郎の長男に生まれる。本名は政美。実家は鉄工所経営。将来は工場を継がせるため、親は機械技術を学ぶことを勧めたので、日大一中、日大一高を経て日大理工学部に進み機械工学を学んだ… 続きを読む

三浦光美

〔人物〕 大正6年6月1日、山形県最上郡舟形村長沢の農業三浦仁作の長男に生まれる。長沢村では多くが農業に従事していたが、冬季の仕事として木地業を導入することが企画され、昭和14年秋に、鳴子より伊藤松三郎を招いて木地の指導… 続きを読む