阿部友寿

〔人物〕大正15年3月9日、福島県土湯温泉のこけし工人阿部広史の長男に生まれた。子供の頃より父の仕事をみながら、木地を挽くようになった。ただ、木地挽きの職業にはあまり馴染めなかったようで、14歳の頃に福島から横須賀まで歩… 続きを読む

岡崎斉吉

〔人物〕明治33年5月4日、宮城県玉造郡鳴子の木地業岡崎仁三郎・とき(登起)の次男に生まる。戸籍表記は斉吉、こけしには才吉と署名していた。木地は父仁三郎について習得、徴兵検査まではこけしも盛んに作ったという。 岡崎斉は長… 続きを読む

岡崎靖男

〔人物〕昭和29年1月3日宮城県玉造郡鳴子町新屋敷のこけし工人岡崎仁治、島の長男に生まれる。祖父は岡崎斉吉である。父仁治は新屋敷に岡崎商店を開いて、こけしの製作を行っていた。母の島もこけしの描彩を行なっていたが、昭和50… 続きを読む

岡崎島

〔人物〕昭和7年2月15日、宮城県遠田郡小牛田町北浦の農業千葉悟、八重子の長女に生まれた。昭和26年古川女子高校卒業。昭和27年11月鳴子新屋敷の岡崎斉吉の長男仁治と結婚、昭和29年1月長男靖男が生まれた。昭和39年10… 続きを読む

岡崎仁治

〔人物〕昭和4年3月15日、宮城県玉造郡鳴子町の木地業岡崎斉吉の長男に生まれる。昭和21年3月旧制古川中学校を卒業後、同年5月より父斉吉について木地を習得した。昭和25年鳴子町新屋敷に岡崎商店を開店し、同28年10月より… 続きを読む

阿子島孫一

明治34年、遠刈田温泉に生まれる。家業は飲食店経営であった。孫一は尋常小学校卒業後、大正4年ごろ遠刈田新地の佐藤吉郎平に弟子入りし、大正11年ごろ年期明けした。遠刈田で独立開業して、こけしも若干挽いたが確認できる作品は残… 続きを読む

岡崎長次郎

〔人物〕 明治11年10月21日、山形県西村山郡左沢字三乕丙667の農業稲村小市の二男に生まる。幼年期に一家で堀田村高湯に転住し、明治27年17歳のとき、万屋の職人我妻勝之助について木地を修業した。 明治28年には新地の… 続きを読む

斎藤松治

〔人物〕 明治10年3月10日、山形県堀田村蔵王高湯の酢川神社別当斎藤勝治の二男に生まる。母は木挽きの娘であったという。戸籍表記は齋藤。酒造業斎藤源治の息子たち弘治、勝治、彦治、忠治のうち、長男弘治は作業中ガス中毒で夭折… 続きを読む