佐藤巧

〔人物〕昭和25年1月19日、宮城県柴田郡柴田の商業佐藤弘の次男に生まれる。最初に斎藤一について木地を学んだが、昭和50年より仙台の長尾昌儀の弟子となって3年間修業を続けた。 昭和53年に宮城郡松島町で独立開業し、こけし… 続きを読む

本田鶴松

〔人物〕 明治18年7月8日、福島県伊達郡板橋の荒物商本田芳蔵・エキの長男に生まれる。〈山村に生きる人々〉には父長吉とあるが、戸籍記載上の父は芳蔵である。父の故郷は福島県田村郡高野村人宇土棚字石田、鎌先の一条旅館の番頭を… 続きを読む

大沼正雄

〔人物〕  明治43年2月25日、宮城県玉造郡鳴子の木地業大沼浅吉、せいの四男に生まれる。祖父は大沼岩太郎である。兄の大沼竹雄より木地の指導をうけ、こけしの木地も多く挽いたが描彩は竹雄やその妻みつをが担当し、正雄自身は行… 続きを読む

川合信吾

〔人物〕昭和5年6月2日、鳴子の商業(川合商店)川合善四郎の三男に生まれる。昭和22年、鳴子の岸正男について木地を学び、こけしを製作した。伊勢の川口貫一郎発行の〈こけし・21〉(昭和27年)に高橋武男の入稿による「鳴子の… 続きを読む

大滝武寛

〔人物〕山形県鶴岡市七日町の玩具作者。明治15年に千安京田の村長大滝五右ェ門の家に生まれる。一時東京の大きな農園の仕事を手伝っていたが、大正初期に鶴岡に戻り、上京中に覚えた装飾の技術を生かして当時盛んに開催された物産会の… 続きを読む

佐藤実

〔人物〕昭和7年12月27日、鳴子のこけし工人桜井万之丞、コウの二男に生まれる。昭和20年3月鳴子尋常小学校を卒業し、父万之丞について木地の修業を開始した。昭和22年頃より、こけしの製作も行うようになったが、実名義のこけ… 続きを読む

柏倉喜平治

〔人物〕大正3年3月1日、山形県東村山郡山寺村芦沢の農家に生まれる。10人兄弟の末子であった。体格はよく、徴兵検査では甲種合格であった。太平洋戦争に応召、昭和20年11月に復員した。 復員後、将来を考えて木地の技術を身に… 続きを読む

高橋忠臣

〔人物〕大正14年9月1日、高橋忠蔵、ミンの次男として、福島県相馬郡原ノ町に生まる。高橋佳隆に嫁いだ昌子は妹である。昭和15年、16歳のとき宮城県遠刈田温泉の北岡商店に徒弟として入る。当時、北岡の職人をしていた佐藤豊治に… 続きを読む

高橋順子

〔人物〕 昭和31年2月18日、福島県会津若松団体職員小林陽一の長女に生まれる。こけし工人高橋通と結婚。平成14年秋より木地、描彩に取り組み、平成15年秋からは描彩に専念するようになった。 平成16年9月の「東京こけし友… 続きを読む

高橋通

〔人物〕 昭和28年1月13日、福島県原ノ町の役場勤務高橋佳隆、昌子の長男に生まれる。父佳隆は昭和29年には上京して、京王帝都電鉄に入社した。一家は京王帝都電鉄の寮に移った。昭和33年に妹の美恵子が生まれた。昭和35年一… 続きを読む