高橋盛

〔人物〕 明治23年11月20日、宮城県玉造郡鳴子の高橋勘治・たんの次男として生まれた。明治37年15歳より父勘治について木地を修業し、16歳ころよりこけしを製作した。大正5年岩出山の森谷平治二女きくゑと結婚した。長兄丹… 続きを読む

南條九十治

〈鴻・3〉や深沢要遺稿集〈こけし手帖・46〉に、山形市旅籠町出身で作並で木地を挽いた南條九十治という木地屋がいて、小林倉治を養子にしたとあり、倉治は山形に帰ってから小林姓に戻したと書かれている。 また、小林倉吉が書いた「… 続きを読む

奥山運七

〔人物〕 元治元年12月7日羽前国北村山郡大久保村大原(現在の山形県村山市)の奥山銀助(通称・長蔵)の長男に生まれる。屋根葺き職人に弟子入りしたが、明治13年17歳のとき屋根から落ちて足を怪我したため、肘折に湯治に行き、… 続きを読む

伊豆徹

〔人物〕 昭和27年10月26日、山形県尾花沢市銀山の伊豆護の長男に生まれる。伊豆定雄は伯父にあたる。昭和46年新庄工業高校機械科を卒業後、神町の自衛隊に入隊した。昭和48年3月に自衛隊を除隊、父護について木地の修業を行… 続きを読む

小林清

〔人物〕 昭和26年3月26日、山形市円応寺新道の木地業小林清次郎、はつえの長男に生まれる。祖父は小林吉三郎であり、姉に敏子がいる。昭和51年26歳より父の清次郎について木地を習得した。昭和54年に一家は市内檜町に工場と… 続きを読む

阿部正義

〔人物〕昭和14年11月22日、山形県東村山郡山辺町の農業安孫子常三郎の三男に生まれる。昭和30年3月山辺中学校を卒業後、4月より山形市円応寺新道の小林清次郎に弟子入りし木地の修業を始めた。長く、吉三郎や清次郎の下木地を… 続きを読む

萱場稔

〔人物〕昭和9年4月9日、宮城県刈田郡遠刈田旭町の萱場猛の長男としてに生まれた。中学校卒業直後から遠刈田の佐藤吉之助について木地を修業した。与名本豊、村上正、長尾正儀、黒羽弘、大高公門は兄弟弟子にあたる。 昭和28年ころ… 続きを読む

皆川たみ子

〔人物〕大正11年1月8日生れ。皆川元一の妻。昭和18年ころから本荘の由利木工製作所に勤め、こけしの描彩を専門に行なった。当時鳴子から来て由利木工所で働いていた高橋盛にも描彩の指導を受けた。高橋盛一家は昭和23年に鳴子へ… 続きを読む