荒木千代一

山形県鶴岡の生まれ。竹野銀次郎について木地を習得した後、箱根にて修業した。〈こけし手帖・25〉の深沢要遺稿集によると、「大正11年帰郷後、こんなものを作ってくれとの、商人の依頼により、少量のこけしを作ったに過ぎない。もち… 続きを読む

佐藤裕介

〔人物〕  昭和57年4月6日、木地業佐藤誠孝、美喜子の二男として福島県いわき市に生まれる。兄は佐藤英之である。若いころより絵画に興味を持ち、高校卒業後は絵画関係の専門学校に進んだ。「夏井裕」の雅号で作品を発表、絵画の活… 続きを読む

佐藤松之進

〔人物〕明治8年5月20日、佐藤友治、いち(戸籍表記いつ)の長男として宮城県刈田郡宮村(遠刈田新地)に生まる。戸籍名佐藤松之助。古い文献では明治5年生れとされているが誤りである。明治14年小学校入学以来、学校の帰りに、本… 続きを読む

村上蔵吉

明治28年、宮城県刈田郡円田村平沢の村上庄五郎次男に生まれた。明治40年13歳の時、遠刈田の佐藤善八に弟子入りし、5年間木地を習った。師の善八は父庄五郎の義兄にあたる。その後及位の佐藤文六の工場、肘折の最上木工所、湯田の… 続きを読む

緑川正人

〔人物〕大正15年3月4日、宮城県伊具郡郷倉の商業緑川茂夫の長男に生まる。尋常高等小学校卒業後、予科練に入り、終戦。昭和27年ころから遠刈田の大宮正男の工場で新型の下請けをしていた。木地挽きはここで習得したが、昭和40年… 続きを読む

松田正一

〔人物〕大正元年9月27日、岩手県盛岡市の木地業松田徳太郎、センの長男に生まれた。父の徳太郎は松田清次郎の弟であったが、清次郎が若くして亡くなったので父の弟子であった花巻の煤孫茂吉について木地を修得した。正一は清次郎の長… 続きを読む

平賀貞夫

〔人物〕大正14年3月22日、平賀貞蔵の長男として宮城県仙台市に生まれた。当時貞蔵は仙台でタクシーの運転手をしていた。昭和8年一家は作並に戻って父貞蔵は岩松旅館で働いた。 貞夫は昭和14年に高等小学校を卒業後、国鉄に入り… 続きを読む

西須政広

〔人物〕大正6年6月13日、山形県米沢市の西須政太郎の三男に生まれた。長兄に政芳、弟に政明がいた。昭和5年小学校卒業後、長兄の西須政芳について木地の技術を修得した。各種木地製品を挽いたが、こけしの木地も挽いた。その後兵役… 続きを読む

新山民夫

〔人物〕 昭和34年5月26日、宮城県白石市福岡八宮弥治郎の新山左京の長男に生まれる。昭和52年より祖父の新山左内、父の左京について木地を学び、こけしを作り始めた。昭和56には江戸独楽の技術について広井道顕の指導を受けた… 続きを読む