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小倉嘉蔵

天保10年12月5日、宮城県弥治郎の農業、木地業小倉嘉七、くまの長男に生まれた。小倉家の当主は代々加右衛門を名乗った。弥治郎山の合判に休右衛門、二右衛門、加右衛門の名があるが、加右衛門は小倉家の祖である。木地の技術は父の… 続きを読む

こけし燐票(マッチラベル)

燐票とはマッチの箱に貼られたラベルあるいはレッテルのこと。マッチを漢字で燐寸と書くのでそのラベルを燐票という。 大正期から戦後までの時期、商店、理容美容室、飲食店、旅館などでは来客に店を象徴するようなデザインを凝らした燐… 続きを読む

松田昭司

昭和13年6月5日生まれ。昭和35年から宮城県玉造郡鳴子町の秋山忠市に師事して木地の修業を行った。昭和59年に師の忠市が亡くなってからは、後を継いだ忠男を援けて職人として働いた。木地のみで描彩は行わず、昭司の作品は確認さ… 続きを読む

フヂヤ郷土玩具店

戦前に、東京市本郷区春木町3ー11(現在の文京区本郷3丁目38)で、加藤滋が経営していた郷土玩具店。「フジヤ」と書いた文献もあるが、正式の店名は「フヂヤ郷土玩具店」。 本郷三丁目から上野広小路へ向かう電車通り(現在の春日… 続きを読む

趣味のこけし展(神戸)

昭和29年4月に東京で開催されたこけし展に続いて、東京こけし友の会主催で5月1日より6日まで三越百貨店神戸支店で開催されたこけし展。〈こけし友の會だより・8、9号〉に神戸でのこけし展開催の経緯と概要が下記のように報告され… 続きを読む

趣味のこけし展(東京)

昭和29年4月13日から18日まで、東京日本橋の三越百貨店において東京こけし友の会が企画して開催されたこけし展。 下記は〈こけし友の會だより・8・9号〉に載った趣味のこけし展報告「こけし展だより」。  友の会主催の趣味の… 続きを読む

加賀山昇次

東京こけし友の会初代会長を務めた。 千葉医科大学(現 千葉大学)法医学教室で加賀谷勇之助教授のもとで医学を学ぶ。血球抗原性に関する研究等を行い、昭和10年に医学博士号を取得する。このころ、東京松坂屋で開催されたこけし展を… 続きを読む

小椋亀代司

〔人物〕昭和2年9月29日、石川県輪島に生まれた。職業軍人となり、戦後盛岡に移って父小椋亀重について木地を習得した。その後、盛岡市城西町12番22号にて新型こけしを主に木地業を営んでいた。 〔作品〕旧型こけしは昭和37、… 続きを読む

佐藤正直

昭和10年2月9日、遠刈田に生まれた。父は佐藤豊治で、佐藤三蔵、五月は兄にあたる。 昭和25年より、兄三蔵について木地を学んで、三蔵と共に働いたが、昭和32年に転業した。以後の消息は不詳。昭和20年代後半から30年代にか… 続きを読む

木村有香

明治33年3月1日、石川県に生まれる。実兄の木村素衛(京都帝国大学教授)は、西田哲学に精通した哲学者、教育学者。有香は、旧制第七高等学校に進学、在学中に動物学を専攻していた岸田久吉よりの依頼を先輩から引き継いでクモの採集… 続きを読む