本間久雄

〔人物〕  明治43年4月14日山形県飽海郡八幡町青沢で生まれる。昭和元年17歳の時に酒田の木地師本間儀三郎に弟子入りして、木地の修業をした。久雄が儀三郎のもとで修業していた頃、柏倉勝郎が本間儀三郎の木地にこけ… 続きを読む

本間義勝

〔人物〕 昭和24年5月18日山形県酒田市上内匠町の木工所経営本間久雄長男として生まれる。久雄の経営する作業場で木地を挽いていたが、昭和51年10月の酒田大火で自宅及び作業場を焼失、以後は市内若浜町へ転居しサラリーマンと… 続きを読む

前田良二

〔人物〕  昭和56年9月3日、東京都利島村に生まれる。利島は伊豆諸島の一つで、富士箱根伊豆国立公園内に有り、椿の花が咲き誇る事で知られている。学卒後19才で上京しアルバイト等をしながら人生設計を練る。地元の椿材に関わっ… 続きを読む

松江謙太郎

〔人物〕生年不明だが、〈こけし辞典〉記述の没年・行年から明治31年前後と推測される。 湯沢出身で大正3年頃、湯沢の秋田曲木製作所(現・秋田木工)で野田久之助について木地を習い、のち兄弟子鈴木国蔵のあとを追って及位の佐藤文… 続きを読む

松岡新太郎

〔人物〕明治38年3月3日に青森県大鰐町蔵館の農家に生まれる。大正9年5月大鰐の嶋津彦三郎に弟子入りし、大正13年まで5年間の年季奉公した。 新太郎が嶋津の木工所に入った頃、田中重吉もここで仕事をしていた。重吉は弘前工業… 続きを読む

松木朝臣

〔人物〕大正に生まれた。呉服商勢州屋松木金次・ミツの三男、六男三女の兄弟妹がある。商業学校を卒業後、高久田脩司の家の番頭を勤めた。郷土玩具に関連した趣味を持ち、須賀川在稲田の須賀川羽子板の収集で知られていた。昭和13年橘… 続きを読む

松沢正麿

〔人物〕昭和13年8月13日、宮城県刈田郡七ヶ宿町字明神前に生まれた。昭和29年中学校を卒業後、小原の本田亀寿について木地を修行した。亀寿の型を作っていたが、昭和41年鹿間時夫の勧めにより鶴松型を復元して一定の成果を出し… 続きを読む

松田重雄

〔人物〕昭和7年1月3日、宮城県玉造郡鳴子町の木地業松田初見の二男に生まれた。松田三夫は長兄、すみ子は妹、忠雄は甥にあたる。父初見、兄三夫について木地を学んだが、しばらくして転業した。その後、昭和45年より再び木地を再開… 続きを読む

松田淑子

〔人物〕昭和5年2月25日、宮城県岩出山の大場忠の長女として生まれた。鳴子のこけし工人松田三夫と結婚した。松田忠雄は長男である。夫三夫のこけし製作を手伝っていたが、義父松田初見や三夫のこけし描彩を見ながら学んで、昭和40… 続きを読む

松田正一

〔人物〕大正元年9月27日、岩手県盛岡市の木地業松田徳太郎、センの長男に生まれた。父の徳太郎は松田清次郎の弟であったが、清次郎が若くして亡くなったので父の弟子であった花巻の煤孫茂吉について木地を修得した。正一は清次郎の長… 続きを読む