〔人物〕 安政4年4月3日、陸中国磐井郡山目村120番宮本惣内、里さの二男に生まれる。長兄は惣蔵。祖父は宮本惣三郎、母里さは志田郡田尻村の斎藤新八長女。深沢要の宮本永吉からの聞書によると、「木地は、初代が惣助、二代が惣七… 続きを読む
宮本惣内
陸中国磐井郡山目村にて文政6年9月6日に生まれた。父は宮本惣三郎。妻リサは宮城県志田郡田尻の生まれ。惣内、リサには長男惣蔵、二男惣七がいる。惣七の妻は山目の鈴木キン三女ナツである。惣七、ナツの間には永吉、永七、栄三がいた… 続きを読む
宮脇新兵衛
明治26年1月28日、京都に生まれた。幼名彦太郎、楳僊と号し、京扇子を扱う老舗「宮脇賣扇庵(ばいせんあん)」の4代目である。扇子商で美也古扇本舗、京都市上京区北野紙屋川町879にあった。現店舗は京都市中京区六角通富小路東… 続きを読む
三好米吉
関西の趣味人たちのネットワークの一翼を担った人。こけし古品を扱った乙三洞(森田政信)は三好と交流があり、三好の死後その家作で開業していたことがあった。 釈瓢斎による三好米吉の似顔絵 釈瓢斎は戦前の大阪朝日新聞「天声人語… 続きを読む
村井福太郎
〔人物〕 明治15年3月15日、青森県南津軽郡蔵館村の木地業村井伊三郎の二男に生まれる。代々萬太郎を家名とし、祖父の萬太郎(慶応3年没、48歳)の後、父伊三郎も萬太郎を襲名した。村井家は蔵館の古い居木地師の家だといわれて… 続きを読む
村井操
〔人物〕 大正元年11月11日、青森県南津軽郡大鰐村湯野川原の木地業村井福太郎の四男に生まれる。昭和2年大鰐尋常小学校を卒業。兄の久雄、鉄雄、猛雄が相次いで早世したので、操が木地業を継ぐことになり、昭和8年22歳より父… 続きを読む
村上蔵吉
明治28年、宮城県刈田郡円田村平沢の村上庄五郎次男に生まれた。明治40年13歳の時、遠刈田の佐藤善八に弟子入りし、5年間木地を習った。師の善八は父庄五郎の義兄にあたる。その後及位の佐藤文六の工場、肘折の最上木工所、湯田の… 続きを読む
村上元吉
明治27年ころ、山形市に生まれた。石沢角四郎によると、周蔵という兄がおり、岡崎栄治郎の山形時代の弟子であったという。小林吉三郎によると、明治44年ころ、大火の直前にメッカチの丑さんという木地師が小林家に職人として働いてい… 続きを読む
村上正
昭和6年、村上盛治末子として、遠刈田に生まる。遠刈田中学校を卒業後、昭和22年ころより新地の佐藤吉之助に弟子入りした。木地だけで、描彩はしなかった。長尾昌儀、佐藤哲郎は兄弟弟子である。年期明け後、白石その他で職人をしたが… 続きを読む
村上玉次郎
〔人物〕大正15年11月21日、岩手県気仙郡盛町の木地業村上蔵吉、とも江の次男に生まれる。母とも江は遠刈田の佐藤寅治の娘で、佐藤護の姉にあたる。父蔵吉は遠刈田の佐藤善八について木地を学んだ人、及位や肘折でも木地を挽いた。… 続きを読む