小松五平

〔人物〕 明治24年1月14日、鳴子字西原の農業上埜平治、さ登の六男として生まれた。明治40年17歳のとき、鳴子の高橋万五郎の弟子となった。明治41年、鳴子を離れて兄弟子伊藤松三郎と共に鉛に移った。師匠万五郎は他の弟子と… 続きを読む

岡崎嘉平治

〔人物〕能登屋は蔵王高湯の旧家で、当主は代々嘉平治を名乗っていた。岡崎久作、栄治郎兄弟の父も幼名栄吉であったが、家督相続後戸籍を嘉平治に改名した。蔵王高湯の辻屋旅館・竜甘堂は嘉平治家の分家であるという。 こけし作者として… 続きを読む

大沼秀則

〔人物〕昭和34年10月7日、宮城県玉造郡鳴子町新屋敷のこけし工人大沼力の長男に生まれる。 昭和53年4月高校を卒業してから父の大沼力について木地を学び、こけしを製作するようになった。秀則名義作品は昭和54年から出してい… 続きを読む

海谷吉右衛門

〔人物〕 明治38年9月10日、青根の海谷周蔵、きくよの次男に生まる。長兄は周松。父周蔵は若くして没したので、母きくよは周蔵の弟の海谷善蔵と再婚した。12歳で青根尋常小学校を卒業するとまもなく一家は仙台市北材木町に移り、… 続きを読む

岩本芳蔵

〔人物〕 明治45年1月8日、栃木県鹿沼に生まる。木地業岩本善吉、シゲの二男。父善吉は芳蔵が生まれた時に田舎芝居の一座にいて行方がわからず、シゲの叔父戸内仁三郎の戸籍に入れたため、戸籍上は戸内芳蔵であった。小学… 続きを読む

伊藤政治

〔人物〕 安政6年11月14日、秋田県雄勝郡皆瀬村に生まる。農業伊藤多郎兵衛の二男。明治21年30歳で川連村の井上栄治の長女キサと結婚。連れ子の儀一郎とキヱを養子とした。その後、兵太郎、ミヱ、リヨ、リヱ、常治、永太郎の三… 続きを読む

大沼新兵衛

〔人物〕 明治19年10月14日(戸籍面では18日)、大沼平三郎の三男として鳴子に生まる。通称を要という。長兄は戸籍名を要といい、通称を誠という。父平三郎は沢口吾左衛門文書(明治21年)にも記録される木地師で、大沼岩太郎… 続きを読む

遠藤忠

〔人物〕 昭和24年3月3日、福島県石川郡平田村に農業、遠藤茂義(えんどう しげよし)、節(せつ)の男5人兄弟の3男として生まれた。 学校卒業後に日東グラスファイバー工業株式会社に就職した。昭和46年に鳴子温泉を訪れた際… 続きを読む

佐藤忠雄

〔人物〕 昭和14年10月16日、岩手県稗貫郡花巻町南鍛冶町の木地師佐藤英吉・ぬい三男として生まれる。忠雄が5歳の頃一家は花巻町相生町へ転居した。昭和30年4月花巻中学校卒業後、父英吉が勤務する君塚木工所へ就職し木地師と… 続きを読む

小林孝太郎

〔人物〕 昭和11年3月13日、山形県山形市六日町の木地業小林栄蔵の長男として生まれる。小林倉吉は祖父、小林清蔵は伯父、誠太郎、忠次郎は従兄弟にあたる。昭和24年頃中学在学中から父栄蔵の足踏み轆轤に上がって木地の練習を始… 続きを読む