煤孫実太郎

〔人物〕  明治41年10月9日、岩手県稗貫郡花巻町の木地業煤孫茂吉・タケの長男に生まれる。戸籍表記は實太郎。大正12年15才で花巻高等小学校を卒業、その年の9月頃より父茂吉に就いて足踏みロクロで木地の修業を開始した。昭… 続きを読む

伊藤儀一郎

〔人物〕 明治15年1月1日、秋田県雄勝郡川連村に生まる。井上栄治の孫。明治21年母キサが伊藤政治と結婚したので、妹のキヱとともに政治の養子となった。   明治23年養父に長男兵太郎が生まれた。小学校… 続きを読む

岡村豊太郎

〔人物〕 明治41年4月17日山形県西田川郡大山町鍛治町の木地業、岡村豊作長男として生まれる。尋常小学校卒業後に北海道函館市へ行き加藤龍初につきダライバンを習う。函館時代は、カムチャッカでのサケ、マス漁の木浮を桐材で盛ん… 続きを読む

阿部好

〔人物〕昭和9年2月20日、山形県上ノ山に生まれる。木地の修業を志して、遠刈田の佐藤哲郎に師事した。技術習得後、上ノ山に戻った。こけし製作を始めるにあたって、実家が荒井金七の家に近かったので金七の遺族と話をして、昭和53… 続きを読む

佐藤文吉

〔人物〕 大正11年8月14日、山形県最上郡及位(のぞき)の佐藤甚吉・としをの長男に生まれる。母としをは遠刈田の佐藤茂吉の五女であり、3歳の頃佐藤文六の養女となった。また甚吉の叔母サクは佐藤文六の後妻に入っていたので、そ… 続きを読む

三瓶春男

〔人物〕 昭和4年4月11日、福島県郡山市西田町の農業三瓶今朝松の次男に生まれる。昭和46年頃より1年間中ノ沢の岩本芳蔵について木地を習い、その後中ノ沢で開業、芳蔵のこけしを継承し、製作を続けた。芳蔵には厳しく仕込まれて… 続きを読む

遊佐博章

〔人物〕昭和38年に生まれた。父の実家の二軒先が、伊藤松一の妻女よし子の実家だった縁で、松一方に入門し、昭和59年から63年まで足掛け5年間、木地の修業を行った。 平成元年に自らのロクロを設置して独立開業した。鳴子ダムに… 続きを読む

高橋武男

〔人物〕  大正5年7月26日、宮城県玉造郡鳴子町の木地業高橋武蔵、きよのの長男に生まれた。正吾は弟。昭和6年3月鳴子尋常高等小学校卒業後,父武蔵について木地を習得した。昭和8年ころより描彩も開始し、〈木形子〉により作者… 続きを読む

作田栄一

〔人物〕 昭和4年8月14日、宮城県遠刈田温泉の同業組合検査官作田栄利の長男に生まれる。作田隆は叔父、作田孝一は従兄弟にあたる。昭和18年高等小学校卒業後、塩釜海員養成所に入り、昭和19年より上船勤務に服した。下田で終戦… 続きを読む

佐藤七之助

〔人物〕 明治33年1月21日、岩手県江刺郡岩谷堂に生まれる。父は大工であったが、七之助は身体が弱く、家業を継ぐのが難しいと思われたので、15歳の時に及川吉三に師事してダライバンによる木地挽きを学んだ。 及川吉三はこの当… 続きを読む