高野辰治郎

〔人物〕 明治37年6月26日、宮城県白石長袋に生まれる。大正6年と7年に宮城県の助成金を得て佐藤勘内が鎌先温泉で木地講習会を開催した。高野辰治郎はこのときの弟子の一人である。辰治郎のほかに鎌田文市、佐藤雅雄、高梨小藤治… 続きを読む

久米美恵子

〔人物〕 木地山の小椋宏一の描彩者の一人。また美恵子名義の作品もある。 昭和34年3月1日、秋田県雄勝郡皆瀬村川向水上沢(木地山)の木地業小椋宏一、リヨの長女として生まれた。小椋久太郎の孫で利亮の妹である。美恵子は祖父久… 続きを読む

中島正

〔人物〕 明治40年10月11日、秋田県仙北郡に生まれる。幼時に両親と死別し、13歳の頃、最上郡金山に勤務する夫に嫁入りした姉を訪ねて肘折に移り、料理屋いせやに引き取られた。一時茨城県磯原に住んだが、大正10年15歳のと… 続きを読む

武田弘

山形市鈴川村印役の出身。小林倉吉の弟子だが、こけしは挽かない。大正8年頃に及位の落合滝の木工所で伊藤泰輔、神尾長八、柏倉勝郎、深瀬国雄、大宮安次郎、渡辺幸九郎などと一緒に働いたことがある。生没年その他詳細不明。なお兄の武… 続きを読む

村田徳次

〔人物〕 大正15年11月22日、福島県二本松市本町の青果卸業村田忠太郎、セキの5男に生まれる。兄弟は8人いた。東京の都立牛込商業に進学するが、戦争のため昭和18年に2年生で中退し、二本松に帰郷した。そのころ体調を崩して… 続きを読む

鈴木昭二

〔人物〕 昭和2年8月3日、米沢市の玩具商・木地業鈴木清、峰子の長男に生まれた。昭和17年4月中学校卒業とともに横浜の海軍航空技術廠に入り、設計に従事していたが、終戦に際し、20年より白石の共栄木工所に入って木地の技術を… 続きを読む

佐藤洋子

〔人物〕昭和17年7月16日千葉県大原に生まれる。実家は養鶏業を営む。 昭和43年に当時川崎市の日本鋼管に勤めていた佐藤英太郎と結婚、昭和44年7月には長男直英が生まれた。昭和44年8月夫英太郎は、東京のこけし店たつみの… 続きを読む

西山敏彦

〔人物〕  昭和34年6月30日、福島県土湯温泉の木地業西山憲一・キヨの三男に生まれる。 昭和53年3月福島県立福島商業高校を卒業後、飯坂温泉のホテル聚楽㈱に入社、昭和55年転職して東北ムネカタ㈱で働いた。平成… 続きを読む

石川美祈子

〔人物〕昭和54年6月20日、青森県弘前市の牧師石川敞一、康子の次女に生まれる。三姉妹の真ん中である。子供の頃より工作等、物作りが好きであった。学校卒業後、東京に就職し働いていたが平成23年夏、「こけし時代」(創刊号)の… 続きを読む

樋渡治一

〔人物〕明治39年8月2日、秋田県雄勝郡稲庭川連町川連久保の木地打師樋渡徳太郎、スエノの長男に生まれた。大正8年川連小学校を卒業すると、直ちに久保の高橋兵治郎につき立木木地の修業を始めた。弟連次も治一について木地を学んだ… 続きを読む