佐藤善二

〔人物〕 大正14年5月14日、青森県西津軽郡森田村の電力会社社員佐藤善吉・ハナの二男に生まれる。名前の読み方は、蒐集界では「ぜんじ」で通っている、ただし正式には「ぜんに」であったと言われている。 昭和19年青森県立木造… 続きを読む

木村有香

明治33年3月1日、石川県に生まれる。実兄の木村素衛(京都帝国大学教授)は、西田哲学に精通した哲学者、教育学者。有香は、旧制第七高等学校に進学、在学中に動物学を専攻していた岸田久吉よりの依頼を先輩から引き継いでクモの採集… 続きを読む

高田稔雄

〔人物〕  昭和48年1月8日、宮城県仙台市宮城野区の教師高田潤一・陽子の長男に生まれる。平成7年3月岩手県花巻市の富士大学を卒業し、その後印刷業・造園業等に従事した。平成22年頃より、こけしに興味を持ち、蒐集を始めたが… 続きを読む

青根木工組合

昭和7年佐藤菊治、菊地孝太郎 の二名により宮城県柴田郡青根温泉に設立された木工組合。木炭エンジンによるロクロを取り付け営業を開始した。佐藤貢もここで働いた。こけし、玩具、茶入れ等を盛んに作って販売したが、3年後には運行不… 続きを読む

安保一

〔人物〕岩手県盛岡市の木地業安保一郎の長男。生年月日等詳細は不明。安保家は古い木地師の家系であるが、安保一自身は木地の技術を継承しなかった。建設省等へ勤務していた。 父の安保一郎が昭和36年に亡くなって以後、「安保のキナ… 続きを読む

佐藤慶明

〔人物〕 昭和11年5月13日宮城県刈田郡福岡村弥治郎の農業・林業佐藤昇・きくの二男に生まれる。母きくは佐藤今三郎の長女。佐藤辰雄は長兄、慶春は弟にあたる。昭和26年白石市福岡中学校卒業後、弥治郎の佐藤辰雄について木地を… 続きを読む

国分陞

〔人物〕戸籍表記は國分である。國分陞は昭和20年3月9日に國分栄七、十二日(とにか)の五人兄弟の末子(男2人・女3人)として白石市に生まれた。兄は榮一、鎌田文市の妻さくよは叔母(栄七の妹)にあたる。陞の祖父徳治の兄寅吉の… 続きを読む

荒木千代一

山形県鶴岡の生まれ。竹野銀次郎について木地を習得した後、箱根にて修業した。〈こけし手帖・25〉の深沢要遺稿集によると、「大正11年帰郷後、こんなものを作ってくれとの、商人の依頼により、少量のこけしを作ったに過ぎない。もち… 続きを読む

佐藤正男

〔人物〕 昭和5年12月18日刈田郡宮村遠刈田新地の木地師、佐藤治平七男として生まれる。遠刈田国民学校卒業後実家で農業の手伝いをし、また徴用で働いたが、昭和21年より父治平につき足踏み轆轤で木地を修業した。同じ時期に北岡… 続きを読む

村元文雄

〔人物〕 昭和6年6月12日、南津軽郡六郷村(昭和29年の合併で黒石市となる)の農業村元利之助の次男に生まれる。尋常小学校高等科卒業後、農業を手伝いその後製材所に勤務する。昭和31年に肋膜炎に掛かり温湯温泉に湯治に訪れた… 続きを読む