久米美恵子

〔人物〕 木地山の小椋宏一の描彩者の一人。また美恵子名義の作品もある。 昭和34年3月1日、秋田県雄勝郡皆瀬村川向水上沢(木地山)の木地業小椋宏一、リヨの長女として生まれた。小椋久太郎の孫で利亮の妹である。美恵子は祖父久… 続きを読む

山本与右衛門

〔人物〕 明治26年岩手県盛岡市に生まれる。家は代々の木地師であったという。その後、一ノ関市に転居し、一ノ関でも木地を挽いた。 山本与右衛門のこけしは橘文策によって〈木形子談叢〉で紹介された。同書によると、橘文策は昭和9… 続きを読む

趣味のこけし展(神戸)

昭和29年4月に東京で開催されたこけし展に続いて、東京こけし友の会主催で5月1日より6日まで三越百貨店神戸支店で開催されたこけし展。〈こけし友の會だより・8、9号〉に神戸でのこけし展開催の経緯と概要が下記のように報告され… 続きを読む

田中一也

山形の木地職人。生年月日等不明。田中信也は弟にあたる。吉田慶二の〈聞書き・木地屋の生活〉によれば、小林吉太郎の小橋町時代(明治43年から大正6年)に兄弟ともに職人だったという。 その後大井沢に椀類を挽きに行ったことがある… 続きを読む

山谷レイ

〔人物〕 昭和11年12月13日生まれ。昭和15年、母きよは娘レイをつれて山谷権三郎の後妻となった。レイは山谷権三郎の長男清と結婚。 昭和58年1月に夫の山谷清がなくなったので、山谷のこけしの型を継承すべく母の山谷きよに… 続きを読む

佐藤東吉

天保2年9月17日、宮城県刈田郡福岡村大字八宮字弥治郎の農業・木地業佐藤東蔵、きうの長男に生まれた。東吉は東蔵から木地の技術も学んでいたと思われる。東吉が育ったころ弥治郎で米を自分の田で自給できたのは東吉の家と佐藤佐吉の… 続きを読む

遊佐寿彦

〔人物〕 昭和33年2月23日、宮城県玉造郡鳴子町の遊佐福寿の長男に生まれる。高校卒業後、昭和51年より父の福寿について木地の修業を始め、昭和60年頃から寿彦名義のこけしも発表するようになった。また、福寿が描彩した福寿名… 続きを読む

千田美千雄

〔人物〕明治40年5月28日、千田酉蔵(明治7年2月2日生・昭和36年9月25日90歳没)、サヱ(明治18年6月18日生・昭和41年3月20日85歳没)の7人兄弟(男6人、女1人)の三男として山形県上山市鶴脛410(現在… 続きを読む

新山亨

〔人物〕昭和28年6月27日、宮城県白石市福岡村八宮弥治郎のこけし工人新山久志の五男に生まれる。新山久城、慶志は兄にあたる。高校卒業後運転手をしていたが26歳の時に帰郷して家業を継いだ。昭和57年より父の久志より木地の指… 続きを読む

小林藤吉

生年月日、出身地など不明。小林倉吉の最後の弟子で年季明けの後、昭和2、3年頃から山形市薬師町で丹野辰彦等とともに木地業に従事したが、昭和16年頃死亡した。また弟の太郎も兄とともに働いていたが前後して没した。こけしを作った… 続きを読む