〔人物〕 明治28年2月12日、柏倉慶重の長男として山形県南村山郡本沢村長谷堂(現山形市)に生まる。生後事情あって実母と生別、長谷堂で里子に出され、3歳のとき山形市七日町の祖父柏倉政明に引きとられて、明治30年5月23日… 続きを読む
吉野勘三郎
藤原新吾
〔人物〕 明治44年2月2日、岩手県五郎城藤原政五郎、ナカの二男に生まる。長男左兵衛は生後間もなくなく亡くなったので、新吾が事実上の跡取りであった。 木地は挽かなかったが、父政五郎の木地に描彩をしていたことが昭和43年柴… 続きを読む
阿部仙太郎
〔人物〕安政2年12月6日、土湯の扇屋阿部與五平、カツの長男に生まれる。扇屋は代々與五平であり、母カツは與五平の二女、夫は今泉家から養子に入って與五平を継いだ。 仙太郎は明治17年ごろより同25年ごろまで阿部国松について… 続きを読む
五十嵐勇
〔人物〕昭和10年6月15日、鳴子の五十嵐丑蔵、ちよの長男に生まる。昭和24年鳴子中学校を卒業後、昭和25年より36年まで桜井昭二の弟子となり木地修業。遊佐泰雄は弟弟子。この間、昭和33年には一年間仙台へ出て竪口クロを学… 続きを読む
石井信明
〔人物〕昭和3年9月11日、福島県田村郡大越町大字上大越字下内の農業石井廣見、タロウの五男に生まれた。小学校教員を40年間務めたが、平成元年に定年退職した。この頃より友人の勧めてこけしに関心を持ち収集を始めた。やがて自分… 続きを読む
鈴木久雄
〔人物〕昭和29年6月2日生まれ。福島県須賀川市で金沢徳重の指導を受けた。徳重は戦前に須賀川の牡丹園で売られていたこけしを復元した人。主に徳重の木地下を挽いていた。 最晩年の磯川盛雄のために木地を挽いたことがあった。 〔… 続きを読む
伊藤兵太郎
明治23年8月27日、秋田県小安の農業木地業旅館業の伊藤政治の長男に生まれた。伊藤儀一郎は義兄。伊藤常治は弟にあたる。 父の政治について木地を学び、筆立て、煙草入れなどの木地製品を作った。こけしも挽いたというが、描彩まで… 続きを読む
松田弘次
〔人物〕昭和13年3月25日、岩手県盛岡市清水町の木地師松田精一、トキの次男に生まる。昭和32年3月岩手県立杜陵高校卒業、昭和28年4月中学校時代より父精一、安保一郎について木地を習得した。昭和35年7月より昭和36年7… 続きを読む
松田精一
〔人物〕 明治32年10月5日、岩手県南岩手郡東中野村穀町(現在、盛岡市清水町)木地挽き松田清次郎・トクの長男に生まる。 松田家は常陸屋と称する商家で初代仁兵衛(天保15年1月11日没。65歳)、二代和七(安政4年1月7… 続きを読む