タグ別アーカイブ: 佐藤周助

佐藤寅之助

〔人物〕明治36年2月28日、山形県大蔵村肘折に生まれた。父は遠刈田出身の佐藤周助、母は大蔵村清水の佐藤カンの娘イサ。12歳のとき川崎市北見方の農家に年期奉公に出され、21歳までそこで働いた。徴兵検査で帰郷後、横山仁吉の… 続きを読む

第3回内国勧業博覧会

明治23年4月1日~7月31日の期間で、東京上野公園において開催された3回目の内国勧業博覧会。 当初は1890年が皇紀2550年にあたることから規模を拡大したアジア万国博覧会が企画されたが、当時の大蔵大臣松方正義などの意… 続きを読む

古関福太郎

山形県肘折近辺の出身で肘折で木地を挽いた人。〈こけしの郷愁・7〉によれば大沼新兵衛が佐藤周助の下で働いていた頃(明治35年頃)すでに年期を終えて職人として働いていたという。地味で堅実な人であったらしい。佐藤周助の息子佐藤… 続きを読む

八鍬長作

明治9年、肘折のそばや八鍬長助の長男に生まれた。元来塗師であったが、大正6年ころ八鍬製椀工場を作り、川連より職人を招いて操業した。のちに長男長蔵、次男長太郎、三男長治に椀類を挽かせた。昭和19年4月15日没。長作自身はこ… 続きを読む

新山栄七

嘉永元年9月19日、宮城県刈田郡福岡村八宮の新山栄吉、いのの長男に生まれた。父栄吉は新山友蔵家から分家して木地を挽き、文久2年の弥治郎山神講中十軒の一つとしてその名を見る。父栄吉が分家して入ったのは、弥治郎を離れた佐藤市… 続きを読む

佐藤きく

〔人物〕 明治44年4月12日、山形県最上郡大蔵村清水に生まれる。昭和7年に仙台に出ていた佐藤巳之助と結婚がきまり、翌8年5月仙台に来て所帯を持った。昭和10年には長男昭一が誕生した。 昭和20年戦災に遭い、一家で国分町… 続きを読む

佐藤昭一

〔人物〕  昭和10年11月10日、宮城県仙台市北材木町181の木地業佐藤巳之助・きくの長男に生まれる。肘折の佐藤周助は祖父にあたる。昭和26年頃からロクロに上がるようになった. 昭和29年3月宮城県工業高等学校木材工芸… 続きを読む

佐藤周助

〔人物〕  明治6年12月27日、宮城県刈田郡宮村(遠刈田新地)の木地業佐藤栄四郎・志んの長男にうまれる。父栄四郎は刈田郡八宮(弥治郎)の出身、新山栄吉の四男である。栄吉は新山栄五郎の祖父でもあるから、栄五郎と周助は従兄… 続きを読む

中島正

〔人物〕 明治40年10月11日、秋田県仙北郡に生まれる。幼時に両親と死別し、13歳の頃、最上郡金山に勤務する夫に嫁入りした姉を訪ねて肘折に移り、料理屋いせやに引き取られた。一時茨城県磯原に住んだが、大正10年15歳のと… 続きを読む

吉野誠二

〔人物〕 昭和25年6月15日、埼玉県比企郡鳩山町今宿に、文政8年から7代続く豆腐屋吉野平次・トリの次男として生まれた。この地は越辺川の上流から流した材木を筏に組んで、荒川、隅田川へと運んだ西川材の集散地として栄えた場所… 続きを読む