鳴子大沼甚五郎は岩太郎の父の甚五郎と、その甚五郎の孫にあたる甚五郎がいる。ここでは後者の甚五郎について記述する。 先代甚五郎の次男大沼甚三郎には長男岩蔵、以下甚四郎、甚五郎、万之丞、健三郎の子供がいた。 三男甚五郎は、明… 続きを読む
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桜井万之丞
〔人物〕 明治24年4月5日、鳴子湯元大沼甚三郎・ときの四男に生まる。鳴子尋常高等小学校卒業後、明治38年15歳より中山平の長兄大沼岩蔵について木地を習得した。秋山忠は中山平時代の兄弟子である。明治41年18… 続きを読む
桜井昭二
〔人物〕 昭和2年1月1日、鳴子の木地業桜井万之丞、コウの長男に生まれる。桜井(佐藤)実は弟。戦前の学校時代、14、5歳よりこけしの描き方は母コウに習って行った。〈鴻〉によって昭二の存在は既に紹介されていた。昭和20年3… 続きを読む
高橋寅蔵
〔人物〕 明治11年5月14日宮城県玉造郡西大崎村下の目の農業氏家助三郎・とみの三男に生まれる。明治36年3月14日鳴子の高橋万五郎の養女千賀代(万五郎の妹のしの娘)の入婿となり、高橋姓に変わった。日露戦争に従軍。木地は… 続きを読む
菅原修
〔人物〕 昭和27年10月18日、農業・菅原新一郎の三男として生まれる。 昭和46年12月神奈川県鎌倉市の大石製作所で大石辰雄のもと木地修業を始め、その後秋田県本荘市(現・由利本荘市)に移転。昭和… 続きを読む
桜井昭寛
〔人物〕 昭和26年6月2日、桜井昭二の長男として鳴子町湯元に生まれる。祖父は桜井万之丞、祖母は桜井コウ。 昭和39年東京オリンピックの時、鳴子では鳴子中学校の生徒も協力して各国選手に贈る12,000本のこけ… 続きを読む
高橋金太郎
〔人物〕 天保14年8月2日鳴子の塗物師高橋万作(萬作)の次男に生まれる。父万作は高橋万右衛門の弟で、実家の下手に別家として独立していた。万右衛門の家を挟んで、その上手には大沼又五郎の家があった。金太郎は大沼又五郎につい… 続きを読む
河村清太郎
〔人物〕 明治35年9月13日、河村辰治、リマの長男として、秋田県本荘町裏尾崎町39に生まる。弟に音次郎がいる。大正6年、16歳のとき、家業を継ぎ父辰治について木地挽きを習得。こけしはその頃より大正末7、8年頃まで盛んに… 続きを読む
河村守
〔人物〕 昭和13年1月22日、秋田県本荘町裏尾崎町、木地業河村清太郎・フエの五男に生まれる。高等学校卒業後、父清太郎について木地を修業。昭和33年頃より、こけしも作り始めたが、ほとんど蒐集家の手には渡っていない。父清太… 続きを読む
河村音次郎
〔人物〕 明治38年1月19日河村辰治、リマの二男として秋田県由利郡本荘町裏尾崎町39に生まれる(〈こけし辞典〉に明治37年生まれとあるのは間違い)。旧制本荘中学校卒業後、北海道、樺太などで働き、昭和5、6年頃本荘に戻っ… 続きを読む