〔人物〕 明治38年11月10日、山形県最上郡大蔵村肘折温泉佐藤周助、イサの次男として生まれる(周助の本籍地は宮城県刈田郡宮村であり、肘折より離れていたので戸籍に記載された巳之助の生年月日は明治39年10月22日になって… 続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 工人
佐藤伊太郎
〔人物〕 明治2年(月日不明)、青森県津軽郡山形村温湯の木地業佐藤伊助の長男に生まれた。津軽の木地業は古く藩政時代にさかのぼり、温湯には8軒の木地屋が居たといわれる。佐藤家はその一つで代々太左衛門を名乗り、6代前の祖が嶋… 続きを読む
大沼昇治
〔人物〕 昭和7年5月17日、宮城県刈田郡七日原の酪農業大沼彦太郎の五男として生まれる。昭和21年尋常小学校を卒業後、父の酪農業を手伝っていたが、昭和24年18歳のときから、遠刈田新地の佐藤文男について木地を学んだ。昭和… 続きを読む
村井操
〔人物〕 大正元年11月11日、青森県南津軽郡大鰐村湯野川原の木地業村井福太郎の四男に生まれる。昭和2年大鰐尋常小学校を卒業。兄の久雄、鉄雄、猛雄が相次いで早世したので、操が木地業を継ぐことになり、昭和8年22歳より父… 続きを読む
村井福太郎
〔人物〕 明治15年3月15日、青森県南津軽郡蔵館村の木地業村井伊三郎の二男に生まれる。代々萬太郎を家名とし、祖父の萬太郎(慶応3年没、48歳)の後、父伊三郎も萬太郎を襲名した。村井家は蔵館の古い居木地師の家だといわれて… 続きを読む
佐藤英吉
〔人物〕 明治39年10月10日、山形県最上郡及位村塩根川の大工佐藤鶴松の三男に生まれる。父鶴松は本業の大工の他に、桶屋、木挽き、炭焼き、木彫などやった人物で、及位の佐藤文六の工場で人夫頭を勤めたこともある。その縁で大… 続きを読む
佐藤忠雄
〔人物〕 昭和14年10月16日、岩手県稗貫郡花巻町南鍛冶町の木地師佐藤英吉・ぬい三男として生まれる。忠雄が5歳の頃一家は花巻町相生町へ転居した。昭和30年4月花巻中学校卒業後、父英吉が勤務する君塚木工所へ就職し木地師と… 続きを読む
大沼誓
〔人物〕 明治23年12月25日宮城県玉造郡鳴子の大沼安太郎・とよの二男に生まれる。祖父は大沼勘五郎、沢口吾左衛門文書に塗師として記録されている人物である。父安太郎の舎弟安吉は大沼利右衛門の娘とみゑと結婚して利右衛門の養… 続きを読む
大沼利右衛門
鳴子のこけし工人。大沼又五郎の弟子で、利右衛門系列のこけしの創始となった工人。現存する利右衛門のこけしはなく、作品未確認である。 大沼利右衛門の父は会津から来た塗師の渡辺養吉、理由があって明治維新の折に妻方の大沼姓を名乗… 続きを読む
大沼けさの
〔人物〕 嘉永4年6月28日、宮城県玉造郡大口村(川渡鍛冶谷沢)高橋丹治の二女に生まれる。高橋勘治は9歳下の弟にあたる。鳴子の木地師大沼利右衛門と結婚した。利右衛門は大沼又五郎について木地を学んだ人、こけしも製作した。利… 続きを読む