井上多喜三郎

井上多喜三郎は明治35年滋賀県近江八幡市で呉服屋の長男として生まれ、老蘇小学校高等科卒業後、安土町西老蘇の呉服店主として主に呉服の行商を行っていた人。堀口大学に師事した詩人としても知られている。またこけしの蒐集家でもあっ… 続きを読む

里見正雄

〔人物〕大正11年1月24日、仙台市福沢の鉄道員里見久作、さつのの長男に生まれた。 仙台市宮城野小学校をへて昭和12年図南中学校卒業、鉄道員となった。徴兵により水戸の航空通信隊に入隊、樺太をへて北海道帯広にて終戦除隊とな… 続きを読む

岡崎昭一

〔人物〕 昭和16年7月16日、山形県米沢市小野川温泉のこけし工人岡崎直志、菊子(戸籍表記はきく)の長男に生まれる。母菊子はこけし工人岡崎久太郎の長女である。高校卒業後、昭和35年ころより父直志について木地の技術を学んだ… 続きを読む

高橋市太郎

〔人物〕 明治42年3月21日、岩手県和賀郡沢内村猿橋第一地割の農業高橋権兵衛、ナミの長男として生まれる。大正11年尋常小学校卒業後、家業の農業を手伝っていたが、昭和元年より湯田の佐藤丑蔵について木地の修業を行… 続きを読む

本間久雄

〔人物〕  明治43年4月14日山形県飽海郡八幡町青沢で生まれる。昭和元年17歳の時に酒田の木地師本間儀三郎に弟子入りして、木地の修業をした。久雄が儀三郎のもとで修業していた頃、柏倉勝郎が本間儀三郎の木地にこけ… 続きを読む

井上周治

〔人物〕   大正12年2月4日、秋田県雄勝郡川連の井上虎二郎(農業)の長男として生まれる。代々家名は名兵衛であり、周治も名兵衛を名乗ることがある。 現住所は秋田県湯沢市三梨町下宿。 周治は農業の閑散… 続きを読む

小椋栄三郎

横川の木地屋。天保13年12月10日、横川小椋永吉の長男に生まれた。栄三郎は父永吉の代に本家から分かれた新家で、鉋取りの名人且つ、新陰流の使い手、身の丈は五尺八寸あった。明治15年横川高橋米吉の家を建てるとき、梁の上で五… 続きを読む

佐藤今朝吉

〔人物〕 昭和5年3月1日、下駄製造業佐藤惣太郎次男として遠刈田温泉に生まる。昭和18年、尋常高等小学校卒業と共に、徴用されて東京の工場で働き、終戦とともに帰郷した。家業の下駄屋の職人をしていたが、新型こけしのブームとな… 続きを読む

小幡末松

〔人物〕 明治7年6月12日、福島県信夫郡土湯村字下ノ町19番地、松屋阿部吉弥、ヤヨ五男に生まれる(〈こけし辞典〉で母の名をヤマとしてあるのはヤヨの誤り)。兄に、熊治郎、太郎吉、松吉、常松がいる。松屋は代々の木地業で、父… 続きを読む