渡辺幸九郎

  〔人物〕明治25年11月3日、宮城県弥治郎の渡辺幸六、みんの次男に生まる。渡辺幸治郎は長兄。明治35年11歳のとき、生家上屋敷より白岩屋敷へ移る。 明治39年15歳より新山栄五郎について木地を習得、明治45… 続きを読む

野矢俊文

〔人物〕 昭和21年9月26日、野矢千里、シズの長男として猪苗代町川桁に生まれた。妹がおり二人兄妹である。野矢家は元々、蒲生氏郷の流れを汲む近江(現在の滋賀県)出身で会津での家系は江戸時代中後期の甚吉の時代まで遡る。祖父… 続きを読む

北山盛治

〔人物〕 昭和22年8月29日、青森県黒石市の農業北山藤逸の四男として生まれる。もともとバイクや自転車の販売を生業としていたが、ねぷた製作にも携わっていて、郷土の芸能や民俗芸術に関心が高かった。昭和57年1月より木地を学… 続きを読む

阿部新次郎

西山〔人物〕明治26年5月15日、土湯村下ノ町の木地業下の松屋阿部熊治郎、コヨの三男に生まれた。母コヨは土湯の陳野原駒吉長女。長兄は阿部治助、次兄の平治は夭折した。阿部常松、小幡末松は叔父に当たる。 明治37年12歳頃よ… 続きを読む

萱場稔

〔人物〕昭和9年4月9日、宮城県刈田郡遠刈田旭町の萱場猛の長男としてに生まれた。中学校卒業直後から遠刈田の佐藤吉之助について木地を修業した。与名本豊、村上正、長尾正儀、黒羽弘、大高公門は兄弟弟子にあたる。 昭和28年ころ… 続きを読む

遠藤忠

〔人物〕 昭和24年3月3日、福島県石川郡平田村に農業、遠藤茂義(えんどう しげよし)、節(せつ)の男5人兄弟の3男として生まれた。 学校卒業後に日東グラスファイバー工業株式会社に就職した。昭和46年に鳴子温泉を訪れた際… 続きを読む

松橋良幸

〔人物〕大正12年ころ秋田県北秋田郡阿仁町比立内に生まれる。阿仁町はマタギの里としても知られる。15歳の時に骨膜炎にかかり右足が不自由になり、またその翌年には中耳炎によって耳に障害を持つようになった。そこで手に職をつける… 続きを読む

照井哲也

〔人物〕  昭和45年8月1日発行の〈こけし手帖113号〉で柴田長吉郎が執筆した「南部佐々木家の工人たち(2)横川目の工人・与始郎」に、南部系工人佐々木与始郎の横川目時代の弟子・照井哲也がこけし製作をした旨記述がある。以… 続きを読む

竹石秀徳

〔人物〕 昭和13年2月6日福島市の公務員竹石寅吉の長男として生まれる。佐久間粂松のこけしに憧れていたため、平成10年勤めを退職した後、61歳より土湯の渡辺恒彦について木地を修業した。川俣に粂松の孫伝六を訪ね、粂松型の継… 続きを読む

土湯名産の栞

大正12年に斎藤太治郎が土湯上ノ町に移って、こけし製作を再開したときに作成して、店に製品を買いに来る湯治客に配った栞。正式には「土湯名産実ニ御目出度挽地玩具ノ福音」という。こけしや木地玩具がいかなるものとして商われていた… 続きを読む