佐藤佐吉

明治29年頃、宮城県白石市の石屋の息子として生まれた。佐藤友晴著〈蔵王東麓の木地業とこけし〉によると大正5年に11歳で遠刈田の佐藤茂吉に弟子入りしたとある。翌年の県当局による小室萬四郎の木地講習会では茂吉が講師を務めたた… 続きを読む

佐藤松之進

〔人物〕明治8年5月20日、佐藤友治、いち(戸籍表記いつ)の長男として宮城県刈田郡宮村(遠刈田新地)に生まる。戸籍名佐藤松之助。古い文献では明治5年生れとされているが誤りである。明治14年小学校入学以来、学校の帰りに、本… 続きを読む

岡村豊作

〔人物〕明治13年、山形県西田川郡現鶴岡市大山町鍛冶町に桶屋の息子として生まる。22歳のとき、酒田の高橋直広について木地を習得、大山で独立開業し、昭和15年4月15日、行年61歳で没した。長男の豊太郎は北海道に渡り函館で… 続きを読む

鈴木晃悦

〔人物〕昭和2年5月6日、山形県寒河江市の仏具建具業鈴木安太郎の長男に生まれる。 家業は仏具建具業であったが祖父の鈴木米太郎は、山形の小林倉治について木地挽きを修業していたので、父安太郎も木地を挽き、戦後は昭和… 続きを読む

長谷川健三

〔人物〕 昭和17年6月25日、大鰐の木地師長谷川辰雄・キヨの三男として生まれる。5歳頃まで青森県南津軽郡大鰐町蔵館で過ごした。 昭和22年秋、父・辰雄が旅館業・佐賀某にスカウトされたため、下北郡の下風呂温泉に一家で引っ… 続きを読む

盛元吉

明治7年8月8日、青森県温湯温泉の養蚕業盛與助、はるの長男に生まれた。貞吉、角太郎、慶太郎、慶次郎、健蔵、しえ、しよの弟妹がある。 明治28年、温湯の毛利與七の妹のよしと結婚した。よしとの間に秀太郎、栄太郎、みさ、まる、… 続きを読む

伊藤泰輔

岡崎栄治郎が山形市七日町柳町で木地業を営んでいたときの弟子。山形専売局に勁めていたが、怪我をして巡視となり、巡視の仕事が一昼夜交代のため、隔日に栄治郎の店へ来て木地を習った。栄治郎とは縁故があったらしい。村上周蔵は兄弟弟… 続きを読む

佐藤誠治

〔人物〕大正14年7月28日、弘前市国吉出身の建具屋佐藤留次郎の5人兄弟の長男として蔵館で生まれた。子供の頃にトロッコに乗っていて大怪我を負ったが、治療を十分に受ける事が出来ず、やや足に不自由が残った。 昭和15年、大鰐… 続きを読む

皆川元一

〔人物〕明治43年10月1日、秋田県本荘に生まる。本荘の佐々木末治、象潟の佐々木久作とともに「三之助もろこし」の本舗である本荘市の小林菓子店に丁稚奉公し、年期明け後本荘駅前通りに独立開業した。戦争中、砂糖が人手困難となり… 続きを読む