兼子専一

〔人物〕大正8年1月25日に農林業、兼子和吉、ツルヱの第一子(男五人・女一人)として秋田県皆瀬村川向林に生まれた。長男なので家業と家督を継いだ。在学中から勉強が好きで特に国語が得意であった。海軍に入隊後、戦艦に乗船してい… 続きを読む

坂下権太郎

〔人物〕 明治12年12月2日、岩手県下閉伊郡宮古の坂下茂兵衛・ヒデの二男に生まれる。明治26年15才の頃、盛岡に出て松田清次郎について木地の修業を行った。煤孫茂吉は兄弟子にあたる。年季明けする前に事情があり、宮古に戻っ… 続きを読む

早坂伝吉

〔人物〕大正15年11月20日、宮城県宮城郡大倉村大手門の農業早坂喜平・よし の長男に生まれる。4歳の時、父が事業に失敗したため一家で北海道に渡り、各地を転々としたが、昭和16年故郷の大倉村に戻った。昭和25年25歳の時… 続きを読む

小林昭三

〔人物〕 昭和17年3月1日、岩手県和賀郡湯田町湯田の木地業小林善作の三男に生まれる。学生時代より、父善作のこけし製作を見て、こけしの描彩を始め、また木地も学んだ。早稲田大学を卒業後、昭和42年3月に岩手日報社に入社した… 続きを読む

高橋賢三

〔人物〕 昭和14年12月11日、東京都本郷の柾木政之助、トモの七人兄弟の四男に生まれた。柾木家は代々京都府に住んだが、父政之助の代に東京本郷で食品製造業として独立した。江戸時代後期から大正時代までは姓は柾の一文字であっ… 続きを読む

小椋豊之進

〔人物〕明治8年4月20日、横川の小椋栄三郎、さきの三男勘三郎として生まれた。長兄は永五郎、次兄は勘十郎、弟に栄治郎、蔵人がいた。戸籍名は勘三郎、通称豊之進といった。豊之進の姉里うは明治12年に遠刈田新地佐藤周治郎の妻と… 続きを読む

小椋久太郎

〔人物〕 明治39年7月30日、秋田県雄勝郡皆瀬村川向(木地山)の木地師小椋久四郎、キクの二男に生まれる。留三は実弟、石蔵は叔父、正治は従兄にあたる。 稲庭の母方の祖父栗原久之助の家に寄宿して、稲庭尋常小学校に通学した。… 続きを読む

趣味のこけし展(東京)

昭和29年4月13日から18日まで、東京日本橋の三越百貨店において東京こけし友の会が企画して開催されたこけし展。 下記は〈こけし友の會だより・8・9号〉に載った趣味のこけし展報告「こけし展だより」。  友の会主催の趣味の… 続きを読む

今野かしく

〔人物〕昭和6年10月2日、宮城県刈田郡宮村遠刈田新地の木地業佐藤好秋、しづえの長女として生 まれた。昭和23年3月遠刈田中学校卒業、同25年に父の好秋についてこけしの描彩を習った。 昭和33年好秋の弟子であった今野幹夫… 続きを読む

千田美千雄

〔人物〕明治40年5月28日、千田酉蔵(明治7年2月2日生・昭和36年9月25日90歳没)、サヱ(明治18年6月18日生・昭和41年3月20日85歳没)の7人兄弟(男6人、女1人)の三男として山形県上山市鶴脛410(現在… 続きを読む