久留島武彦

大分県玖珠郡森町(現・玖珠町)出身の児童文学者。童話を中心に近代日本の児童文化充実に貢献した。児童文化の一環としてこけしを含む郷土玩具の保存収集活動にも参画した。西澤仙湖、清水晴風らと共に、明治期の玩具仲間の会である大供… 続きを読む

小松利意

〔人物〕弥治郎系の作者佐藤誠の平時代の弟子。生年月日等詳細は不明。昭和10年代に平の佐藤誠の木工所で職人として働いた。こけしも作り、極少数作品も残されている。その後の経歴も不明である。  製作年代は極短い期間で… 続きを読む

田中重吉

大鰐の木地屋。明治15年頃の生まれ。父は田中忠太郎。弘前工業高校を卒業。俗称じゅうまん。 田中家は澤田、間宮本家・分家、村井、油川、横山とならぶ大鰐の古くからの木地師、大鰐七軒という。 こけしも挽いたというが作品は未確認… 続きを読む

佐藤文男

〔人物〕 大正12年8月28日、遠刈田新地の木地業佐藤丑蔵・たまよ長男として遠刈田新地に生まれる。父丑蔵はほとんど岩手県の湯田で働いていたため直接の指導を受けることが出来ず、昭和14年遠刈田尋常小学校卒業後、佐藤文助につ… 続きを読む

佐藤勝洋

〔人物〕 昭和19年4月28日、遠刈田新地の木地業佐藤護・多美恵三男として遠刈田新地に生まれる。昭和35年3月遠刈田中学校卒業後、茨城県土浦で働いていたが、37年4月より白石市にある仙南交通(現宮城交通)の整備工場へ就職… 続きを読む

佐野強

〔人物〕昭和2年9月5日、東京の佐野教治二男に生まれた。日大芸術学部卒業し、洋画家として出発した。昭和39年より仙台にいた広井道顕、政昭兄弟について木地を習得し、こけしの製作も始めた。横浜、富士市と転居したが、画作の合間… 続きを読む

盛與助

〔人物〕青森県南津軽郡山形村大字温湯の木地師。盛家は代々木地業に就き、祖父専四郎、父専四郎(専之丞)に継いで與助も木地業に就いた。與助の長男が元吉、元吉の長男が秀太郎である。生没年月日は不詳。 小児エツコ、子供槌など玩具… 続きを読む

新山久治

〔人物〕  明治21年8月19日、宮城県刈田郡八宮村(現在白石市弥治郎)新山久治郎・さとの長男に生まれる。弟に久之助、勇、福太郎、左内がいたが、久之助、勇は夭折した。 久治の家は祖父久蔵が、文久元年に新山友蔵家… 続きを読む

早坂晃

〔人物〕昭和13年2月22日、北海道の会社員早坂耕五郎の長男に生まれる。昭和31年より仙台市青葉区八幡町の叔父早坂伝吉について木地を修業した。昭和43年より青葉区芋沢の佐藤正広の工場の職人として働いた。昭和48年2月に青… 続きを読む

菅野国男

〔人物〕昭和11年12月12日、福島県信夫郡町庭坂字高湯(信夫高湯)の安達屋旅館の10人兄弟の五男に生まれる。戸籍表記國男。土湯の斎藤忠七は叔父に当たる。 安達屋では子供に教育のため福島市内に家を一軒持っていてそこから学… 続きを読む