陸中国磐井郡山目村にて文政6年9月6日に生まれた。父は宮本惣三郎。妻リサは宮城県志田郡田尻の生まれ。惣内、リサには長男惣蔵、二男惣七がいる。惣七の妻は山目の鈴木キン三女ナツである。惣七、ナツの間には永吉、永七、栄三がいた… 続きを読む
奥山広三
〔人物〕 明治38年10月24日、山形県西村山郡河北町谷地字松橋の木地業奥山安治四男に生まれる。8人兄弟の末弟である。戸籍表記は廣三。父安治は山形の小林倉治について修業した人。 当時安… 続きを読む
煤孫茂吉
〔人物〕 明治11年8月5日、岩手県稗貫郡花巻川口町大字里の農業煤孫藤次郎・ナカの次男に生まれる。5、6歳の頃より祖父の生家であった台温泉の小瀬川金次郎宅で養育され、明治21年11歳で小学校を卒業すると、その… 続きを読む
佐藤隼雄
〔人物〕昭和10年6月15日、白石市の木地業佐藤次雄の二男に生まれた。父次雄は弥治郎の佐藤勘内、ふよの二男であり、木地も挽いたが、後に長く自動車の運転手をしていた。戦後、父の次雄は運転手をやめて木地業を再開したが、おもに… 続きを読む
渋谷安治
〔人物〕昭和15年4月16日生。昭和31年より宮城県鳴子温泉の及川正夫商店の職人となり、佐藤俊雄の指導により木地を修得した。こけし作りは見取り学問である。昭和33年11月発行の〈こけしガイド〉の初版で写真紹介された。昭和… 続きを読む
木村祐助
〔人物]大正13年2月26日、木村吉太郎、むらえの長男として山形県南村山郡上ノ山町十日町940番地に生まる。こけしに署名するときは「祐助」を用いるが、戸籍上は「勇助」である。 高等小学校卒業後、昭和16年に徴用され横須賀… 続きを読む
新山みわ
〔人物〕嘉永5年2月28日、宮城県刈田郡宮村八巻佐蔵の三女に生まれた。弥治郎の新山栄七の妻となり、長男栄五郎、二男栄助を生んだ。二人挽き時代には栄七の綱とりをし、また描彩も行ったという。栄五郎も木地修業の最初の年は、挽い… 続きを読む
高橋きくゑ
〔人物〕 明治29年6月2日、宮城県玉造郡岩出山町森谷平治、ともの二女に生まれた。大正5年鳴子町湯元の高橋盛と結婚、盛雄、まつを、たきゑ、福寿らの子供をもうけた。夫盛のこけしの描彩を手伝った。大正12年に一家は鳴子町新屋… 続きを読む
大内慎二
〔人物〕 昭和32年5月10日福島県岳温泉の会社員大内修二の二男に生まれる。 母は大内一次の妹であったが、一次に子供がいなかったため夫婦で一次の養子となった。したがって一次は慎二にとって伯父であり祖父であった。 和光大学… 続きを読む
セルソ・ゴミス
セルソ・ゴミス(Cels Gomis 1912~2000)は戦前(1939~1946)にスペインより来日し熱心にこけしを蒐集した。 1912年バルセロナ生まれで、実家は豊かな木綿貿易商であった。自身は芸術家ではなかったが… 続きを読む