タグ別アーカイブ: 小松五平

福々商会

仙台の杉村多利治が創業した木地工場。多利治は仙台にスポーツマン球場を設立したり、映画館を開設したりした実業家。大正7年頃、高岡幸三郎が多利治の福々商会を受け継いで木地業を続けた。仙台の東一番丁、北三番丁より土橋道17をへ… 続きを読む

遊佐吉男

明治30年頃、宮城県鳴子に生まれた。実家は下駄屋マルヨシ。鳴子の木地業高橋万五郎について木地を学んだ。師の万五郎とともに岩手県の花巻、盛岡で働いた。この時、万五郎のところには、伊藤松三郎、小松五平、遊佐平治郎なども働いて… 続きを読む

高瀬善治

〔人物〕明治33年6月13日、高瀬惣左衛門、ミエの四男として、青森県上北郡十和田村大字奥瀬字十和田一六(休屋)に生まれる。〈こけしガイド〉によれば大正5年(推定)17歳のとき、小林弥七より木地を修業、こけしも習ったという… 続きを読む

長谷川清一

〔人物〕 明治31年4月18日、秋田県鹿角郡十和田町城ノ下の大工職長谷川長蔵、みよの長男として生まれる。大正3年17歳の頃に日光から来た小林弥七について木地を習得した。6ヵ月の修業後独立し、大湯で開業した。昭和5年〈日本… 続きを読む

高瀬時男

〔人物〕昭和3年3月18日、青森県上北郡十和田町大字奥瀬字休屋の土産物店経営高瀬善治、スエの長男に生まれる。母スエの妹は本田功の母に当たる。父善治は土産物店経営の傍ら、こけしの製作を行なっていて、昭和31年には本田功が善… 続きを読む

高橋万五郎

明治2年5月6日、鳴子高橋金太郎の長男に生まれた。父金太郎は高橋治右衛門の弟万作の次男で、大沼又五郎について木地を修業した。万五郎は父金太郎より木地を習得した。また大沼岩太郎の旧家は万五郎の家の向かいにあったので、岩太郎… 続きを読む

小林和正

〔人物〕 昭和32年6月22日に会社員、小林正三、アヤ子の長男として秋田県大湯に生まれる。十和田高校を卒業後の昭和51年、十和田湖畔休屋の高瀬時男の土産物屋で働き、同時に木地修業を行う。和正の母アヤ子は高瀬善治の娘であり… 続きを読む

奈良吉弥

〔人物〕昭和14年2月14日、秋田県鹿角郡十和田町大湯温泉字二本柳の農業奈良富衛、そめの五男に生まれる。大湯の定時制高校に通いながら毛馬内の木地師成田七郎について約三ヶ月木地の技術を学んだ。昭和29年ころより、大湯で新型… 続きを読む

小松五平

〔人物〕 明治24年1月14日、鳴子字西原の農業上埜平治、さ登の六男として生まれた。明治40年17歳のとき、鳴子の高橋万五郎の弟子となった。明治41年、鳴子を離れて兄弟子伊藤松三郎と共に鉛に移った。師匠万五郎は他の弟子と… 続きを読む

小松留三郎

〔人物〕 明治21年9月25日、山形県北村山郡尾花沢の小松徳五郎・ユラの四男として生まる。戸籍名を留四郎、通称を留三郎という。父徳五郎は小松茂兵衛二男であったが、明治23年に分家し、一家は鳴子へ移った。徳五郎は酒屋を始め… 続きを読む