柿澤眞里子

〔人物〕昭和15年9月28日、大阪の印刷業平出友次の長女に生まれる。宮城県玉造郡鳴子町のこけし工人柿澤是隆と結婚した。昭和46年頃より夫是隆について木地挽きの練習を始めた。昭和49年に長男是伸が生まれた。 眞里子名義で自… 続きを読む

河村辰治

〔人物〕明治13年9月1日、秋田県由利郡本荘の佐藤與吉・タケの四男に生まる。8歳年長の姉キクの夫である國松美登里より木地を習得した。佐藤家も國松家も本荘二万五千石に仕える士分の家であったが、維新後の失業時代であったため手… 続きを読む

笹原 綾

〔人物〕 昭和53年3月22日、神奈川県の大原光孝、恵美子の長女として生まれる。平成12年3月フェリス女学院大学文学部卒業して一般企業に就職した。平成15年に結婚、子育てが一段落した平成26年からこけしに興味を持ち、平成… 続きを読む

佐藤栄一

〔人物〕 昭和 4年11月11日、遠刈田新地の木地業佐藤護長男として遠刈田新地に生まれる。昭和20年遠刈田国民学校を卒業、終戦とともに父護につき木地修業をし、新型こけしの木地を挽く傍ら伝統こけしを作り始めた。この頃、伊藤… 続きを読む

大沼栄五郎

 弘化4年7月6日、宮城県鳴子の大沼駒蔵の長男に生まる。戸籍名善三郎。塗師栄三郎は弟。木地は横谷善作について学んだという。沢口吾左衛門文書木地挽ノ部に記載されている。長男は熊太郎(明治5年7月14日生。木地師のほか、飲食… 続きを読む

佐藤せい子

〔人物〕 昭和6年12月2日、 宮城県亘理郡亘理の農業佐藤菊之助長女として生まれた。昭和29年、遠刈田の佐藤哲郎と結婚し、その年の12月よりこけしの描彩を始めた。昭和33年ころから本格的に夫の哲郎や舅の吉弥について描彩を… 続きを読む

宮原泰治

〔人物〕昭和3年3月1日生まれ。秋田県湯沢市高松字下新田のこけし工人。 独学で木地挽きを身につけて、こけしを作るようになった。様式は木地山の小椋久太郎の型から始めた。昭和50年頃から製作を始めた。親戚の宮原幸亀(昭和36… 続きを読む

川越祥行

〔人物〕昭和17年6月29日、青森県弘前市和徳町の木地業川越謙作四男として生まれた。一家は昭和19年ころ弘前市平岡町に移転した。昭和34年7月に父謙作が急性肺炎で急逝した。そのため同年10月より弘前の大瀬徳一の援助で室越… 続きを読む

佐藤保裕

〔人物〕昭和35年11月21日、宮城県蔵王町遠刈田の佐藤今朝吉、みねの長男に生まれる。昭和56年より父今朝吉について木地の修業を始めて、昭和60年に自分の作品を発表した。 こけし工人六郷満の二女仁美と結婚して、仁美に木地… 続きを読む

加山道之助

明治中期に、こけしを集めた横浜の蒐集家。橋田素山と並んで極初期の玩具蒐集家である。 こけしも古いものを多く集めていたがその殆どを関東大震災で焼失した。焼失したこけしの中には高野幸八もあったという(佐野健吉談)。下掲の飯坂… 続きを読む