庄司惣五郎

安政元年2月27日宮城県宮城郡愛子村の小松東十郎の五男に生まれる。兄に六兵衛、今朝右衛門、養蔵がいた。小松藤右衛門(戸籍名:今朝右衛門)は作並で岩松直助について木地を学んだ。惣五郎は兄の藤右衛門について木地を学んだ。明治… 続きを読む

小幡秀松

〔人物〕 明治44年7月13日、福島県福島市置賜町の木地業小幡末松、ヨフの五男に生まれる。大正15年3月15歳で学校を卒業し、同年4月頃より父末松より木地を習った。最初の1年ほどはほとんど木取りが主で、昭和2年の初め頃か… 続きを読む

作田孝一

〔人物〕昭和10年11月11日、作田隆長男として遠刈田温泉に生まる。中学生時代からロクロに上がっていたが、昭和26年中学卒業と同時に作田栄利の工場で正式に父の隆について木地技術を学んだ。昭和28年父と共に栄利の工場から独… 続きを読む

小幡福松

〔人物〕明治31年12月7日、福島市置賜町31番地の小幡末松、ヨフの長男として生まれる。兄弟に二男善作、三男徳松、四男(夭折)、五男秀松、六男儀松がいるが、このうち、木地描彩に関係したものは福松、徳松、秀松の三名で、一時… 続きを読む

佐藤とよ

天保7年1月5日、刈田郡宮村の佐藤與蔵の長女に生まれる。弥治郎の佐藤東蔵の長男東吉に嫁いだ。東蔵の長女なみは佐藤熊治に嫁ぎ長男熊太郎をもうけたが、明治2年の凶作で生活が成り立たなくなり熊太郎を残して北海道へ転出した。東吉… 続きを読む

佐久間嘉光

〔人物〕昭和15年4月16日、福島県土湯温泉の佐久間弥、ミサホの四男に生まれる。母のミサホは野地温泉の佐藤嘉吉の三女で、佐藤佐志馬の妹にあたる。父の弥は叔父佐藤嘉吉に3ヵ月ほど木地の手ほどきを受けた。嘉光は昭和33年頃か… 続きを読む

三上文蔵

〔人物〕 明治43年3月27日、青森県中津軽郡西目屋村砂子瀬の三上作太郎の長男に生まれる。脚が悪かったので小学校卒業後、大鰐へ出て島津彦三郎の弟子となり木地を修業した。弟子入りの年代については、兄弟子の松岡新太郎が大正1… 続きを読む

佐藤桝男

〔人物〕大正10年9月19日、郡山市安積町日出山(ひでのやま)に生まれた。昭和14年に米沢に行って、日下源三郎ついてに木地を学んだ(〈伊勢こけし・4〉、〈全工人の栞〉では、昭和12年入門とあるが後述の川口記述の年次に従っ… 続きを読む

佐藤誠次

〔人物〕 明治35年5月2日、遠刈田新地の佐藤文治、はるの三男に生まれた。佐藤丑蔵は長兄、三次は次兄であり、佐藤文六は叔父にあたる。大正2年13歳のとき、及位の叔父文六のもとへ行って、雑用を手伝ったが、このときにはまだ木… 続きを読む

我妻吉助

〔人物〕 大正8年11月27日、宮城県刈田郡宮村下別当の農業我妻金吉、いのの次男に生まれる。長兄は市三郎、我妻市助は市三郎の長男である。子供のころに一家が青根に移ったため、遠刈田尋常小学校に就学し卒業した。最初は父に従っ… 続きを読む