フヂヤ郷土玩具店

戦前に、東京市本郷区春木町3ー11(現在の文京区本郷3丁目38)で、加藤滋が経営していた郷土玩具店。「フジヤ」と書いた文献もあるが、正式の店名は「フヂヤ郷土玩具店」。 本郷三丁目から上野広小路へ向かう電車通り(現在の春日… 続きを読む

趣味のこけし展(神戸)

昭和29年4月に東京で開催されたこけし展に続いて、東京こけし友の会主催で5月1日より6日まで三越百貨店神戸支店で開催されたこけし展。〈こけし友の會だより・8、9号〉に神戸でのこけし展開催の経緯と概要が下記のように報告され… 続きを読む

武井武雄

童画家。昭和初期の郷土玩具の蒐集家で、体系的なこけしのコレクターでもあった。 明治27年6月25日、武井慶一郎、さちの長男として長野県諏訪郡平野村(現岡谷市)の裕福な地主の家に生まれる。武井家は代々諏訪藩の御用を努め、私… 続きを読む

趣味のこけし展(東京)

昭和29年4月13日から18日まで、東京日本橋の三越百貨店において東京こけし友の会が企画して開催されたこけし展。 下記は〈こけし友の會だより・8・9号〉に載った趣味のこけし展報告「こけし展だより」。  友の会主催の趣味の… 続きを読む

加賀山昇次

東京こけし友の会初代会長を務めた。 千葉医科大学(現 千葉大学)法医学教室で加賀谷勇之助教授のもとで医学を学ぶ。血球抗原性に関する研究等を行い、昭和10年に医学博士号を取得する。このころ、東京松坂屋で開催されたこけし展を… 続きを読む

小椋亀代司

〔人物〕昭和2年9月29日、石川県輪島に生まれた。職業軍人となり、戦後盛岡に移って父小椋亀重について木地を習得した。その後、盛岡市城西町12番22号にて新型こけしを主に木地業を営んでいた。 〔作品〕旧型こけしは昭和37、… 続きを読む

佐藤正直

昭和10年2月9日、遠刈田に生まれた。父は佐藤豊治で、佐藤三蔵、五月は兄にあたる。 昭和25年より、兄三蔵について木地を学んで、三蔵と共に働いたが、昭和32年に転業した。以後の消息は不詳。昭和20年代後半から30年代にか… 続きを読む

木村有香

明治33年3月1日、石川県に生まれる。実兄の木村素衛(京都帝国大学教授)は、西田哲学に精通した哲学者、教育学者。有香は、旧制第七高等学校に進学、在学中に動物学を専攻していた岸田久吉よりの依頼を先輩から引き継いでクモの採集… 続きを読む

小林辻右衛門

〔人物〕明治20年3月1日、旅館業小林鉄五郎、フテの次男として岩手県和賀郡湯田町に生まれた。山仕事や鉱山師を本業としていたが、湯田で木工業を起こすことを考え、大正10年和賀郡木地伝習所を設立、遠刈田新地出身の佐藤丑蔵を木… 続きを読む

田中野狐禅

明治8年9月5日、東京神田に生まれた。本名は田中政秋。東京府士族。父は勢州亀山(現三重県亀山市)の士族、母は野州宇都宮(現栃木県宇都宮市)藩士の娘。内務省官吏で、昭和10年頃は内務省の嘱託となり、自ら内務省の古狸と称して… 続きを読む