〔人物〕昭和9年8月22日、米沢市の木地業小林友次、キクエの長男に生まれた。弟に広友がいる。 昭和23年頃より父の友次より木地の技術を学んだ。やがて米沢市万世町に工場を持って独立し、主に新型こけしを作った。昭和49年8月… 続きを読む
渡辺重吉
〔人物〕 大正10年5月19日、福島県土湯温泉の農業渡辺喜三郎の三男に生まれる。本業は石材業であったが、昭和51年より土湯の渡辺恒彦に師事し、本業の傍らこけしの製作を始めた。 平成8年7月19日没、行年76歳。 … 続きを読む
中川徳二郎
〔人物〕昭和5年8月29日、秋田県雄勝郡雄勝町横堀に生まれた。鈴木幸太郎の妻女さと子の弟にあたる。昭和38年より義兄である鈴木幸太郎に師事して木地を習得した。昭和49年からは長男の郁夫も、幸太郎、徳ニ郎について木地の修業… 続きを読む
小林友次
〔人物〕明治43年4月1日、秋田県仙北郡生保内村生保内字宮後の桶屋小林亀治、フクの二男に生まれた。長兄は勇吉、ナカ、ハナ等の妹がいた。従来、友治と表記されていたが、戸籍表記は友次である。大正11年、生保内小学校卒業、直ち… 続きを読む
佐藤桝男
〔人物〕大正10年9月19日、郡山市安積町日出山(ひでのやま)に生まれた。昭和14年に米沢に行って、日下源三郎ついてに木地を学んだ(〈伊勢こけし・4〉、〈全工人の栞〉では、昭和12年入門とあるが後述の川口記述の年次に従っ… 続きを読む
小野寺鉄蔵
山形県最上郡金山町の人。大正7年山形県の木地講習会が金山で開催され、鉄蔵の家が会場になった。この講習会には佐藤三治、菅原富蔵も参加した。金山は及位の隣の町であり、おそらく三治、富蔵は及位から指導に参加したのであろう。 ま… 続きを読む
大沼勝三郎
慶応元年6月10日、鳴子大沼勝蔵の長男に生まる。木地は父勝蔵について学んだ。明治22年ころより3年間一家を挙げて瀬見に渡り、瀬見橋の畔で木地屋を開業した。その後、鳴子へ帰り旅館ゆさやの隣で木地を開業したが、明治30年代に… 続きを読む
大沼栄五郎
弘化4年7月6日、宮城県鳴子の大沼駒蔵の長男に生まる。戸籍名善三郎。塗師栄三郎は弟。木地は横谷善作について学んだという。沢口吾左衛門文書木地挽ノ部に記載されている。長男は熊太郎(明治5年7月14日生。木地師のほか、飲食… 続きを読む
太田伊三郎
小松伊三郎ともいう、山形県上ノ山生まれ。蔵王高湯系岡崎栄治郎の弟子。大酒のみのうえ酒乱で、一ヵ所に定着できず、肘折、及位、蔵王高湯、釈迦堂などを職人として転々とした。 佐藤丑蔵によれば、肘折にいたころは美人で唄の上手な妻… 続きを読む
団子梅
秋田県木地山で前垂れ模様に描かれるのは、家紋などで横見梅と呼ばれる紋様であり、小椋久四郎がこの様式を用いたこけしを作り始めた。 久四郎の長男久太郎は、父の様式を踏襲、初期には父同様の横見梅を描いていたが、昭和12年頃から… 続きを読む