詳細不明ながら昭和30年代前半の作と思われるこけしで、胴底に「鳴子町 阿部尚雄作」と署名の入ったものが存在する。作風は岩太郎系列の桜井一家のものである。ただし、桜井昭二、桜井昭寛ともにこの作者の記憶はないという。詳細は不… 続きを読む
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石原日出男
〔人物〕大正14年3月13日、石原謙太郎、みつのの末子として東京市芝区で生まれた。父謙太郎は宮城県涌谷町にて商業を経営していた。母のみつのは鳴子の大沼岩太郎の長女せいと養子浅吉の間に生まれており、日出男にとって岩太郎は曽… 続きを読む
佐藤慶春
〔人物〕昭和16年3月3日、宮城県刈田郡福岡村弥治郎の佐藤昇、きくの三男に生まれる。母きくは佐藤今三郎の長女で、志村家から昇を婿に迎えた。佐藤辰雄、慶明は兄である。 昭和31年白石市立福岡中学校を卒業後、13歳年長の兄辰… 続きを読む
佐藤実
〔人物〕昭和7年12月27日、鳴子のこけし工人桜井万之丞、コウの二男に生まれる。昭和20年3月鳴子尋常小学校を卒業し、父万之丞について木地の修業を開始した。昭和22年頃より、こけしの製作も行うようになったが、実名義のこけ… 続きを読む
遊佐泰雄
〔人物〕昭和17年5月17日、宮城県玉造郡鳴子町鳴子の公務員遊佐菊治、時子の三男に生まれる。本名は恭雄。昭和33年鳴子中学校を卒業後、4月より桜井昭二の弟子となり5年間修業した。年季が明けてからは「さくらい」の職人をして… 続きを読む
大沼甚四郎
〔人物〕 明治15年9月20日、鳴子町上鳴子に生まる。木地業大沼甚三郎、わきの二男。岩蔵は兄、甚五郎、万之丞、健三郎は弟である。小学校卒業後岩蔵について木地修業、父甚三郎を助けて木地業に従事したが、徴兵検査を受け明治35… 続きを読む
五十嵐勇
〔人物〕昭和10年6月15日、鳴子の五十嵐丑蔵、ちよの長男に生まる。昭和24年鳴子中学校を卒業後、昭和25年より36年まで桜井昭二の弟子となり木地修業。遊佐泰雄は弟弟子。この間、昭和33年には一年間仙台へ出て竪口クロを学… 続きを読む
桜井万之丞
〔人物〕 明治24年4月5日、鳴子湯元大沼甚三郎・ときの四男に生まる。鳴子尋常高等小学校卒業後、明治38年15歳より中山平の長兄大沼岩蔵について木地を習得した。秋山忠は中山平時代の兄弟子である。明治41年18… 続きを読む
桜井昭二
〔人物〕 昭和2年1月1日、鳴子の木地業桜井万之丞、コウの長男に生まれる。桜井(佐藤)実は弟。戦前の学校時代、14、5歳よりこけしの描き方は母コウに習って行った。〈鴻〉によって昭二の存在は既に紹介されていた。昭和20年3… 続きを読む
佐藤みつ子
〔人物〕昭和9年5月30日生まれ。戸籍表記は佐藤瑞子。鳴子のこけし工人桜井実と結婚、桜井実は佐藤家の婿となったので昭和36年頃より佐藤実の名でこけしを出すようになった。 みつ子は結婚当初からこけしに興味があり、夫実の仕事… 続きを読む