日本物産奨励会 が編纂し、日本の県別特産品をまとめた便覧で、大正8年に上巻、大正10年に下巻が、また更に大正13年版と三回にわたって広報通信社より刊行された。刊行の趣意として下記のような記述がある。 「どこの国に何という… 続きを読む
渡辺光代
〔人物〕昭和29年10月3日、鳴子町川渡名生定字木戸脇の農業吉岡孝一の次男に生まれた。川渡中学校を卒業後に大工となったが、20才の時に腰を痛めたため、実家において農業を手伝うようになった。昭和60年に健康を回復し、こけし… 続きを読む
こけしのアフォーダンス
アフォーダンス(affordance)とは、アメリカの知覚心理学者ジェームズ・J・ギブソン(James Jerome Gibson)によって定義された造語で「環境が動物(人間)に対して与える”意味”」… 続きを読む
藤山恵太郎
〔人物〕岩手県東磐井郡東山町の鈴木豊の弟子。昭和の末年に入門した。生年月日含め詳細は不明。鈴木豊の子息の話では、事故のため下半身不随で車いす生活であったという。晩年は息子の住む平泉町に引き取られたが、その後亡くなった。 … 続きを読む
齋藤祥子
〔人物」 昭和49年1月15日、公務員齋藤俊明、清子の長女として秋田県由利本荘市西目町に生まれる。平成10年3月に岩手大学教育学部卒業、岩手県で教師となった。こけしを収集しているうちに、その魅力に取りつかれて、自分で轆轤… 続きを読む
小椋慶次郎
〔人物〕 明治33年9月20日、秋田県雄勝郡大館の木地業小椋運治の次男として生まれる。長兄は小椋啓太郎、弟に与三郎がいた。父運治の兄は養治で、養冶の長男が泰一郎であり、慶次郎と泰一郎は従兄弟にあたる。 長男啓太郎は運治の… 続きを読む
蛸坊主
福島県中ノ沢で岩本善吉が作ったこけしを通称蛸坊主(たこぼうず)という。 〔22.1cm(大正期)(高橋五郎)〕 天江コレクション 昭和18年7月に、東京市赤坂区青山南町にあった郷土玩具店三五屋の松下正影が編集・刊行した〈… 続きを読む
佐藤利吉
川連の漆器店主。 昭和5年刊の〈日本郷土玩具・東の部〉で小椋泰一郎のこけしが佐藤利吉の名儀で紹介された。 仙台の収集家天江富弥が羽後木地山を訪ねた折、小椋久四郎より川連にこけし作者がいることを聞いた。翌昭和4年天江富弥は… 続きを読む
ローブアパニーエ
ローブアパニーエ(robe à paniers)は、18世紀にヨーロッパでドレスなどのスカートを美しい形に広がらせるため、その下にパニーエとよぶ装具を着用した衣装形式をいう。パニーエ(panier)はフランス語で枝編み細… 続きを読む
佐藤太左衛門
〈陸奥乃小芥子〉の弘前の解説部分に次のような趣旨の記述がある。 津軽の木地業は古く藩政時代にさかのぼり、温湯には8軒の木地屋が居たといわれる。佐藤家はその一つで代々太左衛門を名乗り、6代前の祖が嶋津の祖について木地を学ん… 続きを読む